2020年

5月

11日

◆信仰と希望と愛の庭で◆

―先達の声を信仰の耳で聴く―

1.《今こそ光の中に》

“信仰”は、粉々に砕かれた世界を、

光の中に抜け出させる“力”です。

~ヘレン・ケラー~

【解説】先日のマイケル・ジャクソンの歌「世界を癒やそう」のように、これもまた、今の新型コロナ禍で破壊的な世界の到来をまるで予期していたようなヘレンの言葉ですね。クリスチャンは「地の塩、世の光」とイエス様は言われましたが、私たちは一粒の地の塩として、一本の小さな灯りとして、今こそこの信仰を働かせる時です。

(マタイ 5:13-15) 「あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、何によって塩けをつけるのでしょう。もう何の役にも立たず、外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけです。あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」

Faith is the strength by which a shattered world shall emerge into the light. ~Helen Keller~

2.《幸せは全て“心”次第》

“幸せな人生”をつくるために必須なものなど、ほとんどない。

それは、全てあなた自身の内にある。

あなたの考え方ひとつにあるのだ。

~マルクス・アウレリウス・アントニウス

【解説】 作者は、2世紀の、かのローマ五賢帝の最後のローマ皇帝です。辺境諸種族との血なまぐさい戦いに明け暮れながら、”哲人皇帝”とも称されたストア派の哲学者でした。その彼にして悟った、幸福な人生の要諦です。“幸せ”は、何もしなくても、そこにあるものではない。自分の心でつくるものだと――。

Very little is needed to make a happy life; It is all within yourself, in your way of thinking. ~Marcus Aurelius~

3.《書く前にそれを生きよ》

人生について書き記すには、

まず人生を生きなければならない。

~アーネスト・ヘミングウエイ~

【解説】「老人と海」「誰がために鐘は鳴る」「陽はまた昇る」「戦場よさらば」…。数々の長編、短編を、独特のきびきびした文体で世に送り、ノーベル文学賞に輝いたヘミングウエイは、この言葉のとおり、自分の人生を自由に、冒険的に生き、それを文学にした作家でした。しかし、その頂点に上り詰めたところで、彼の魂は燃え尽きたのでは、と私は思います。その後の7年間、彼はほとんど作品を書かないまま、61歳で自らの命を絶ちました。同じ栄誉を手にし、同じ運命をたどったのは日本の川端康成、他にも芥川龍之介、太宰治…。この人々は、自分の人生をほしいままに生きながら、やがて精神的に行き詰まりました。けれど、どんなに追い詰められてもなお自分を生かす究極的な“力”を最後まで持てませんでした。「私を求めて生きよ」と言われたお方に、全てを委ねることができなかったのです。

あなたは人生を本当に”生きて”いますか? 主のみ前に「はい」と答えられたら、私たちは自分の人生を書き記すことができます。たとえ文学にはならなくても、あなたの愛する人々の心の中に――。

(アモス 5:4)「まことに主は、イスラエルの家にこう仰せられる。『わたしを求めて生きよ。』」

In order to write about life first you must live it. ~Ernest Hemingway~

4.《愛は我が家に帰る》

人生は、あなたを思いもしなかったところに連れていきます。

愛は、あなたを我が家に導くのです。

【解説】これ、本当にそうだと思いませんか? 鳥や動物には帰巣本能がありますが、私たちにも“魂の帰巣本能”があります。それを促すのは“愛”です。そしてキリストの愛を知った私たちは、究極の我が家、愛する家族の待つ天のふるさとを待ち望むのです。

Life takes you to unexpected place. Love brings you to home.

5.《カギは“長生き”でなく“良く生き”です》

どれほど長く生きたかではなく、

どれほど良く生きたかが、大切なことなのだ。

~セネカ~(1世紀ローマのストア派の哲学者、政治家、劇作家。皇帝ネロに反乱のかどで、命じられるまま従容として自死)

【解説】彼が恐れることなく死を選ぶことができたのは、己の生涯に対して、この言葉どおりの確信があったからでしょう。まさしくこれは、彼の辞世の言葉でした。

Not how long, but how well you have lived is the main thing. ~Seneca~

6.《素晴らしき哉、人生!》

人生は、すばらしいもの、美しいもので満ちています。

それにお気づきなさい。

蜂のブンブンいう声、

小さな子どもたち、

ほほ笑みを交わす顔、顔。

雨の匂いを嗅ぎ、風をお感じなさい。

あなたの人生を、可能な限り十分に生きなさい。

そして、あなたの“夢”のために闘うのです。

~アシュリー・スミス~

Life is full of beauty. Notice it. Notice the bumble bee, the small child, and the smiling faces. Smell the rain, and feel the wind. Live your life to the fullest potential, and fight for your dreams.

~Ashley Smith~

 

【FBギャラリー】No.144「お代わりどうぞ」

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2020年

2月

29日

◆心の底から楽しみ、愛するのです◆

私たちが、一度でも心から楽しんだものは、

決して失われることはありません。

あなたが深く愛したものは、

なんであれ、あなたの“一部”になるのです。

~ヘレン・ケラー~

【解説】 目まぐるしく変化する現代に生きる私たちには、“心の底から””心の深いところで”、物事を楽しみ、慈しみ、愛するという経験がなかなかできません。だから、物でも人との友情でも、愛でも、次から次と移り変わってしまうのです。ヘレンには、そんなうわべだけの世界は無縁でした。彼女は、見えない分、聞こえない分、うまく話せない分、全身全霊でそのものの”心”に触れ、その真髄を捉えようとしたのです。それらのものは、彼女の魂の奥深くにとどまって、決して失われることはありませんでした。私たちが彼女から一番学ばなければならないのは、そのことではないでしょうか?

What we have once enjoyed deeply we can never lose. All that we have loved deeply becomes a part of us. – Helen Keller (by Positivity Love and All Things Good)

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2020年

2月

16日

◆人生は、冒険かゼロかです◆

危険を避けることは、長い目で見れば、

危険に全く身をさらすことよりも安全とは言えません。

人生は、あえて冒険するか、

全く何にもないかのどちらかなのです。

~ヘレン・ケラー~

 

【解説】 世界的に名の通った冒険家の言葉なら、「だよね~」と納得しますが、これを言い放ったのが、あの“三重苦の聖女”と呼ばれた女性だと知ると、「えっ?」と驚きますね。彼女が生まれながらに負わせられた人生の重荷がどれほどのものだったか…。自分自身を、何も見えない、何も聞こえない、何も話せない世界に置いてみてください。1分で恐怖の悲鳴を上げると思います。サリヴァン女史の汲み上げた井戸水の冷たさによって、“これが水!”と認識した瞬間から、彼女の暗黒の世界に光がともりました。そして彼女は、生涯の冒険の旅に出たのです。彼女の行くてには、いつもイエス様が先立ちました。私たちの人生はどうでしょうか? 神様のみ力を信じ切れず、かなりの祝福を逃してはいないでしょうか?

(Ⅱテモテ 1:7)「神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。」

Avoiding danger is no safer in the long run than outright exposure. Life is either a daring adventure or nothing. – Helen Keller (by Forward Steps)

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2019年

1月

05日

◆喜び: これぞ勝利のチカラ◆

あなたの成功と幸せは、あなたの内にあります。

幸せをつかんでいようと心に決めなさい。

そうすれば、あなたは“喜び”と手を組んで、

困難に立ち向かう “無敵の軍勢”を持つことになります。

~ヘレン・ケラー~

 

【解説】 正直に言いますと、原文を一読した時に、イマイチぴんときませんでした。何度か読み返すうちに、彼女の言いたいことが分かってきました。論理立てて、箇条書きにしてみますね。

①まず、神様に創られた人間は、“成功と幸せ”を、本来的に内在するものとして自らの内に持っているということ。

②けれども、私たちの罪のゆえに、その幸せはいとも簡単に失われてしまうので、「この幸せはどんなことがあっても保持し続けよう」と固く決心しなければいけない。

③ここで大切なのは、ヘレンがつかんでいた“幸せ”とは何だったのかということです。それは、“いつ、どこにあっても主と共にある”という幸せでした。神のかたちに創られた最高の被造物である人間にとって、これに勝る幸せは、地上のどこにもないし、何をもってしても買い取ることはできないのです。

④この、“主はどんなときにも私と共にいてくださる”という幸せから生まれてくるものは、“喜び”です。心の深いところから湧き出て、どんな状況に立たされても、決して消えることのない喜びです!

⑤この“喜び”をもって困難に立ち向かうところ、文字どおり「向かうところ敵なし」であることを、彼女は体験したのでした。これが、あのパウロも、繰り返して勧めた、この世の困難と、その背後にある闇の世の主権者との闘いの勝利への秘けつなのです。

あなたは、いかがですか?

(ピリピ4:4) 「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」

 

Your success and happiness lies in you. Resolve to keep happy, and your joy and you shall form an invincible host against difficulties.

– Helen Keller

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2017年

10月

15日

◆友ありて人生ぞ良き◆

心を通わせ合った愛する友らの思い出が

心に生きている限り、

私は「人生ってすてき」と言うわ。

~ヘレン・ケラー~

 

So long as the memory

of certain beloved friends

lives in my heart,

I shall say that life is good.

~Helen Keller~

🍁🍁🍁🍁

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2016年

7月

25日

◆愛は かぐわしき花◆

 

愛は“美しい花”のようなもの。

 

触れることはできないかもしれないけど、

 

そのかぐわしさは、同じように

 

庭を“喜びの場所”に変えてくれます。

 

~ヘレン・ケラー~

 

 

 

Love is like a beautiful flower

 

 which I may not touch,

 

 but whose fragrance makes the garden

 

 a place of delight just the same.

 

 ~Helen Keller~

 

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2016年

7月

08日

◆心の目を太陽に◆

 

あなたの顔をいつも太陽に向けていなさい。

 

そうすれば暗闇の影は見えないから。

 

~ヘレン・ケラー~

 

 

 

【解説】 三重苦の重荷を負い、肉眼の目は見えなかったヘレンにも、“光”と“影”ははっきりと知覚できたのです。そして何よりも彼女の心の目は、いつも“内なる太陽”であるイエス様に向けられていました。そのときに、もはや彼女の心を支配する影は立ちはだかることができませんでした。私たちの人生、毎日の生活の中でも、ある時は暗い影がよぎり、ある時はとどまって動かないときがあります。病気やケガ、失業、人間関係のトラブルなどの影が…。そんなときは、心の焦点をイエス様に向け、このお方から目を離さず顔を向け続けることです。主が共におられる限り、大丈夫です! 気がついたら、いつの間にか、あなたの影は消えています。光と影は共存できないからです。そして、影を見ないでいられる道は、光に浴し続けることしかないからです。

 

 

 

(Ⅰヨハネ 1:5-7 「神は光であって、神のうちには暗いところが少しもない。これが、私たちがキリストから聞いて、あなたがたに伝える知らせです。もし私たちが、神と交わりがあると言っていながら、しかもやみの中を歩んでいるなら、私たちは偽りを言っているのであって、真理を行ってはいません。しかし、もし神が光の中におられるように、私たちも光の中を歩んでいるなら、私たちは互いに交わりを保ち、御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。」

 

 

 

Keep your face to the sunshine

 

 and you cannot see a shadow.

 

 ~Helen Keller~

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2016年

6月

25日

◆最善のものは心に◆

 

この世の中で、

 

最善のもの、最も美しものって、

 

目には見えないし、触ることさえできないわ。

 

それは“心”で感じなきゃダメなのよ。

 

~ヘレン・ケラー~

 

 

 

The best and most beautiful things

 

 in the world cannot be seen or even touched -

 

 they must be felt with the heart.

 

 ~Helen Keller~

 

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2016年

6月

10日

◆冒険か、ゼロか◆

 

「人生というのは、あえて冒険するか、無で終わるかのどちらかね。」

 

~ヘレン・ケラー~

 

 

 

"Life is either a daring adventure or nothing."

 

~Helen Keller

 

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2015年

7月

20日

◆ヘレン・ケラーの言葉◆

目が見えないことよりも悪い唯一のことは、目が見えてもビジョンを持たないことです。

 

The only thing worse than being blind is having sight but no vision.

 -Helen Keller


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