2016年

2月

03日

◆ローマ8:28のパイパー流解釈◆

 上に上る道は下る道です。

 前に進む道は後戻りの道です。

 成功への道は、神様によって定められた幾つかの“挫折”を通ります。

 それらはいつも、”失敗”のように見え、またそう感じられるのです。

 ~ジョン・パイパー~

  

(ローマ 8:28 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

 

【解説】 パイパーは、3つの言い方で、「神様を信じる者にとっては、全ての災い(=下向、退行、挫折)は、転じて益(=上昇、前進、成功)となる」と言っているわけです。最初の2つは、ストレートの逆説で、一瞬“どういうこと?”と考えさせられますが、3つ目でパイパーは分かりやすい説明を加えていますので、それを踏まえて言うと、「上に上る道は、下る道のように見え、そう感じられる。」「前に進む道は、後戻りの道のように見え、そう感じられる」けれど、時がたって振り返れば、自分は確かに上に上り、前に進んでいたのだ、ということです。これは神様のなさることですから、全ての人間にとっての真理ですが、神様を信じ、み言葉によって神様の最善のご計画を知る私たちキリスト者にとって大切なのは、”あとになって”ではなく、今の苦しみ、悲しみ、失敗、挫折のただなかにあって、あとに必ず待っている祝福を“先取り”して、主を見上げて歩んでいくということではないでしょうか。

 

The way up is down.

 The way forward is backward.

 The way to success is through divinely appointed setbacks.

 They will always look and feel like failure.

 -John Piper-

 

"And we know that all things work together for good to those who love God..." (Ro. 8:28).

 

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