◆当たり前すぎて気づかない幸福への6つのヒント◆

1.《あなたの魂を満たすもの》

仕事はお財布を満たします。

冒険は魂を満たします。

【解説】私なら、この2つの間にもう1つ入れたいところです。いわくKnowledge fills brain.知識は頭脳を満たします。

いつも懐具合だけを気にしていると、魂が干からびます。どんな小さなことでもいい、時には思い切って“冒険”しないと!

Jobs fill your pocket. Adventures fill your soul.

2.《“時は金なり”の単純解釈》

あなたは、もっとお金を増やすことはできます。

でも、もっと時間を増やすことはできません。

【解説】はい、生まれたばかりの赤ちゃんにも、世界一の富豪にも、時間は平等、一日24時間です。でもある人は世のため人のため、すばらしい仕事を成し遂げ、ある人は、その日一日を生き延びるのに精いっぱい。その違いはどこから来るのか? 与えられた時間をどのように賢く用いたかですね。

You can make more money, but you can’t make more time.

3.《この際 自分の説明をやめてみよう》

あなたが、他者(ひと)に自分の説明をするのをやめて、

ただ黙って自分の仕事をしていれば、

人生は、驚くほどシンプルなものになります。

【解説】“自己説明”は“自己顕示”“自己弁護”“自己主張”と同類で、そのおおもとは“自己中心”です。自分が人に話すことの中身を考えてみると、恐ろしいほどこれが多いことが分かります。試しに必要なこと以外の自己説明は一切やめて、与えられた仕事を淡々とやってみましょう。びっくりするほどはかどりますよ。この模範は、ルカ17:7-10のイエス様の例え話です。結論として主はこう言われます。

(ルカ 17:10) 「あなたがたもそのとおりです。自分に言いつけられたことをみな、してしまったら、『私たちは役に立たないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」

なんとなれば“自己(エゴ)”を満足させるには、とんでもないエネルギーを要するのです。またそれが、時として人間関係をこじらせ、人生を複雑なものにしているのですが、それが全くなくなり、なすべきことに集中できるからです。あなたのシンプルライフは、モノの“断捨離”だけではダメです。まずはここからスタートしましょう!

Life is so much simpler when you stop explaining yourself to people and just do what works for you.

4.《人に受け入れてもらう前に》

“自分自身”を受け入れるとき、

私は、“人に”受け入れてもらうための重荷から自由にされます。

【解説】これは上の3.と相関関係にありますね。“自己説明”は、裏を返せば自分自身に不満があるからです。でも自分の欠けやイヤなところは人に知られたくない。だからいろいろ説明し、自分を取り繕って”いい子”になり、人に受け入れてもらおうと、いつも心を砕きます。それはあなたにとって大変な“重荷”です。それをやめましょう。イエス様がその重荷を負ってくださり、あなたを丸ごと受け入れてくださったのですから、あなたも、ありのままの自分を受け入れることです。そのときに、あなたの心に訪れる魂の自由―人の目を気にせず、いつも自分のままでいられる自由を、ぜひ味わってください。

(マタイ11:28-30) 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

When I accept myself, I am freed from the burden of needing you to accept me.

5.《“幸せである”ことは、あなたの責任です》

あなたは、自分が幸せであることに責任があります。

もし他者(ひと)に幸せにしてもらうことを期待するなら、

いつも失望を味わうことになります。

【解説】これは上の4.と関わりますね。親子や夫婦など、特に親しい人間関係の中では、”人に受け入れてほしい”という願望は、さらに“人に幸せにしてほしい”という熱望にまで高まるのです。でも、それは必ずと言っていいほど失望に終わり、そこから不平不満が生じ、ヘタをすると親子の断絶、結婚生活の破綻にまで発展します。“幸福であることの自己責任”―幸せは自分自身でつくり出すことです。それは、“自分自身”を受け入れるところから始まり、それができれば必ず実現するものです。

You are responsible for your happiness. If you expect others to make you happy, you will always be disappointed.

6.《コップは満たせるのです》

コップの水は果たして“半分しか入っていない”のか、

それとも“半分は入っている”のかの議論は、的を外れています。

――水は、縁まで満たすことができるのです。

【解説】ハハハ、言えてますね。最初の2行は、物事は「ない」ではなく「まだある」と考えるべきだという例として、よく説教でも話されますよね? でも今日のポイントは3行目です! これを忘れてはダメです。現在の水は半分ですが、それを入れるコップはいつでも満たせるスペースを持っているのです。このコップを、あなたの持っている力、エネルギー、たまもの、あるいは心、魂と考えてください。まだ半分しか使っていないもの、満たしていないものを、その本来のキャパシティー(吸収力、理解力、受容力)いっぱいまで引き上げることこそ、それをお与えくださった方に求められているのではないでしょうか?

Those who wonder whether the glass is half empty or half full are missing the point: The glass is refillable.

(解説・聖書引用・訳 小川政弘)

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