◆人間関係を豊かにするために◆

1.《不平不満はナンセンス》

あなたが不平を言うとき、

あなたは自分自身を“犠牲者”に仕立てているのです。

情況をそのままにしておくか、

情況を変えるか、

情況を受け容れるかのいずれかになさい。

それ以外は、全て“愚行”というものです。

~エッカート・トーレ~

【解説】現代の”霊的ご意見番”、トーレの言葉は、歯に衣(きぬ)を着せません。”犠牲者”は言葉を変えれば”被害者”です。“被害者意識”で物を言っても、人はまず耳を貸しません。「人に不平不満を並べ立てることはきっぱりやめにして、状況に対する自分自身の態度をはっきりさせるのが先だよ」、と彼は言っているのです。

When you complain, you make yourself a victim. Leave the situation, change the situation, or accept it. All else is madness. -Eckhart Tolle

2.《知らない人に限って》

あなたについてほとんど何も知らない人が、

あなたのことを最も多くあれこれ言うのは、

なんとも皮肉なものです。

【解説】これも、人間の現実ですね。知らない人ほど口さがないものです。”無知”の世界では、“誤解”と“偏見”が最も幅を利かせますから。何か想像で言わせようというサタンの誘惑は即座に断ち切って、“知らない”ことは“知らない”という勇気を持ちましょう。そして知りえたその人の良い点について(悪い点は知っても言わない!)、我がことのように喜んで伝えるようにしましょう。

Isn’t it ironic that the people who know least about you are the ones who have the most to say about you?

3.《二重あご、二重顔、どっちがお好き?》

私は、“二つの顔”を持った人よりは、

“二つのあご”(二重あご!)を持った人のほうが、

ずっと好きです。

【解説】これ、笑ってうなずいてくださいね。現代のユーモア箴言です。その人が(自分が!)どんなに太っていても、瞬時に巧みに使い分ける二つの顔を持つ人よりは、ずっと信頼できるのです。

I would much prefer a friend with 2 chins than one with 2 faces.

4.《“説明”を“口論”と取る人から離れよう》

あなたが自分のことを表現しようとするたびに、

“議論で自分を説き伏せようとしてる”と考える人は避けなさい。

【解説】いますね、こういう人。ある意味、その人の心は、1.の”被害者意識”に支配されています。ですから、常に“防備体制”なので、こちらが自分のことを何か話しても、“この人は自分を主張してる。私にケンカを売ってる”と取るので、普通の会話が成立しないのです。Stay awayステイアウェイ「(人込みは)避ける」という言葉、新型コロナですっかりおなじみになりました。こんな人はStay away、避けましょう! そして背後で祈ってあげましょう。

Stay away from people who think you’re arguing every time you try to express yourself.

5.《“親切”というマジック》

”親切”は、誰かの暗い瞬間を、燃えるように輝く光で一変させます。

あなたの心遣いが、どれほど大きな力を持つものか、

あなたには想像もつかないでしょう。

与えられた新しい今日という日に、

“良き違い”をもたらしなさい。

~エイミー・リー・マークリー~

Kindness can transform someone’s dark moment with a blaze of light. You’ll never know how much your caring matters. Make a difference for another today. – Amy Leigh Mercree

6.《人は性差なく価値あるものです》

「あなたは、価値あるものとして生まれたのです。」

とりわけこれは、多くの女性が聞く必要のあるメッセージです。

【解説】ここで言うメッセージとは、聖書の真理を伝える“使信”、“良きおとずれ”と同じような大切さをもって捉えなければなりません。女性の、男性と同等の権利と価値が社会的にも倫理的にも認められだしたのは、何千年の人類史の中で、せいぜいこの半世紀ほどです。今でもまだ、現実には、職場でも家庭でも、社会でも政治でも、女性は、神様に創られた本来の価値にふさわしい扱いを受けていません(それどころか、新型コロナ禍の中で、DVが増えたという悲しい現実を耳にします)。もっと多くの女性が、このメッセージを聞く必要があります。ということは、もっと多くの男性が、これを認識し、語る必要があるのです!

You were born being worthy, and that’s a message a lot of women need to hear.

7.《結局、違いをもたらすのは“愛”です》

あなたが、首尾一貫して“愛”という立ち位置から、

行動し、人と意志を通じ合うとき、

あなたは、人とは違う“輝き”を放つことになります。

【解説】この言葉は新鮮でした。全ての人は違った考えを持っています。感情を基盤に人と関わろうとするとき、なかなか一致するのは難しく、しばしばそこには、争いや断絶という悲しい結末が待っています。“愛”は“愛するという意志”です。状況や、相手や自分の感情がどうあろうと、あなたの立ち位置、人間関係の基盤を“愛”に置くとき、あなたは、暖かい“光の存在”として、接する人の心に灯るのです。

You glow different when you consistently act and communicate from a place of love.

 

【FBギャラリー】No.145 モネ「ジヴェルニーの芸術家の庭」