◆豊かな霊性を培うために◆

1.《最短の人生哲学》

あなたが“考える”ものに、あなたはなる。

あなたが“感じる”ものを、あなたは引き寄せる。

あなたが“想像する”ものを、あなたは創造する。

~仏陀~

【解説】仏陀は、仏教の教祖であると共に、偉大な哲学者でした。私たちの人生を振り返ってみると、本当にこのように生きてきたことに驚かされます。あるものはその途上かもしれませんが、私たちは、心に思い描くことを、行動で実現するように、神様に創られているのです。それを正しく用いて、主の栄光を現すのが、私たちの使命です。

What you think, you become. What you feel, you attract. What you imagine, you create. – Buddha

2.《最短の人生指標》

私たちは、傷つけるためではなく、人を癒やすために存在します。

私たちは、憎むためではなく、人を愛するために存在します。

私たちは、破壊するためではなく、創造するために存在します。

【解説】この3つ、ずばり「あなたは何のために生きるか」という神様の問いに対する答えです。ですからクリスチャン的に言えば、この「存在します」は、「生かされています」と言い換えたほうがより明確になります。どうでしょうか、あなたご自身の”生き方モットー”として、この3つ、一度声に出して言ってみませんか? そしてもう1つ、クリスチャン的には、この3つを統合する大目標があります。次のみ言葉がそれです。これも最後に、声に出して言ってみてください。聴き手は神様です!

(Ⅰコリント 10:31) 「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現すためにしなさい。」

We are here to heal, not to harm. We are here to love, not to hate. We are here to create, not to destroy.

3.《失敗こそベストティーチャー》

あなたの最高の教師は、最近の失敗である。

【解説】ハハハ、言えてますね。失敗で時には大損しますが、この教師への授業料はタダです。だから、ここから学べない人は…サイテーの生徒です!

Your best teacher is your last mistake.

4.《ストレスはどこから?》

ストレスとは何でしょう?

それは私たちの“期待”と“現実”のギャップです。

ギャップが大きければ大きいほど、ストレスも大きくなります。

だから何も期待せず、全てを受け容れることです。

【解説】あまり簡単明瞭すぎて、少々拍子抜けしましたか? あるいは重いストレスを抱えている人は、「人をバカにしてる」と少しばかり頭に来ましたか? でもこれは、あらゆる角度から“ストレス”の正体を医学的、心理学的に研究した結論なのです! ですから、最後の1行を、どうぞじっくりかみしめて、実行なさってください。

What is stress? It’s the gap between our expectation and reality. More the gap more the stress. So expect nothing and accept everything.

5.《「我が道を往く」ことの大切さ》

大衆(大多数の人々)のあとに従う人は、普通、その大衆よりも先まで行くことはない。

一人“我が道を往く”人は、往々にして、自分がいまだかつて誰も行ったことのないところに来ていることに気づくものだ。

~アルバート・アインシュタイン~

【解説】相対性理論という、人類史上誰もなしえなかった宇宙万物の理(ことわり)の基となる理論を打ち建て、ノーベル物理学賞に輝いたアインシュタインのこの言葉は、言うまでもなく自分のことを言っているのですね。人と和して、共に生きることは世界平和のために大切です。でも、そうしながらも一方で、一人黙々と一つの道を究めていくことは、人類のより良い未来のために必要なのです。私たちは、彼をはじめそのような歩みをした人々の計り知れない恩恵に負うています。

The one who follows the crowd will usually go no further than the crowd. Those who walk alone are likely to find themselves in places no one has ever been before. – Albert Einstein

6.《霊的注意深さとは?》

“霊的注意深さ”とは;

・自分の人生を、起こるままに観察すること。

・現在の状況を、批判したり、もがき苦しんだりしないで受け入れること。

・いろいろな感情の存在を、行動に駆り立てさせることなしに許すこと。

・いろいろな考えを、それらに巻き込まれることなしに、起こるがままに認めること。

・古い習慣からとか、目先の便利さのゆえにでなく、心に感じることに基づいて行動すること。

【解説】“霊的注意深さ”と訳したmindfulnessマインドフルネスは、高い意識を持って物事を心に留め、忘れずにいること(意識集中)です。そこには、2つのことが求められます。1つは、どんなことが起こっても心を騒がせずに事実を受け止める“客観性”、もう1つは、起こったことの“意味”を深く思い巡らすことです。私たちの場合は、それは祈りとみ言葉を通して、神様に聴くことですね。「神様、なぜこのようなことが起こったのでしょうか?」「神様、私は何をしたらいいのでしょうか?」 これらの問いに、神様は、内なるみ霊の強い確信と促しによって、答えてくださいます。それに従うとき、私たちの注意深さは、優れて“霊的”になるのです。

What is mindfulness?

Mindfulness is... Observing your life as it is happening. Accepting your current situation without judgement or struggle. Allowing feelings to exist without letting them drive your actions. Noticing thoughts as they arise without the need to buy into them. Taking action based on what you feel in your heart rather than old habits or short term convenience.

7.《“脱離”の祝福》

“脱離”とは、自分の感情を、それに支配されることなしに、体験して知ることです。

私たちは、一歩下がって物事を客観的に見ます。

私たちは、自分では変えることのできないものを、手放し、あるいは受け入れます。

私たちは、他者の霊的働きは、自分のすべきことではないと知り、その働きを選ぶことから離れ(脱離)ます。

私たちは、ただ反応するよりむしろ、自分が行動すべきことを選びます。

私たちは、どんなに渇望するものでも、有害なものからは離れます。

”脱離”とは、思いもしなかった他者の怒りに対する、“平安と忍耐の深呼吸”です。

私たちは、我を忘れて夢中になることなく、聴くことができます。

“脱離”があれば、私たちは自分の過ちをあるがままに見つめ、それを改め、新しくスタートすることができます。

”脱離”は、”この世に在って”、“この世のものではない”生き方を可能にします。

それは、私たちを、“恵み”のうちに生きる道へと解き放つのです。

【解説】“脱離”という聞きなれない言葉の原語は、detachmentデタッチメントで、他に「分離、超然、無関心」とも訳されます。あるものから抜け出し、離れることです。これは、直前の6.「霊的注意深さ(意識集中) mindfulness」や、昨日の5.「心の締め切り(閉包) closure」と姉妹編で、いずれも心理学の用語です。今日の“脱離”も、一見難しそうですが、ここに書かれたことを”深呼吸”して読めば、なんとなくでも(!)言わんとしていることが分かるでしょう。それだけでなく、これが実は私たちの霊性を深め、豊かにするために、極めて大切なことも分かってきます。なんとなれば、私たちがこの世に在って、この世にない者のごとく生き、この世の律法から解き放たれて、恵みの中で自由にはばたくことは、イエス様の教えられた、キリスト者の生き方の“奥義”だからです。

(ヨハネ15:19) 「もしあなたがたがこの世のものであったなら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではなく、かえってわたしが世からあなたがたを選び出したのです。それで世はあなたがたを憎むのです。」

Detachment

Detachment is experiencing our feelings without allowing them to control us. We step back and look at things objectively. We let go and accept what we cannot change. We detach from others' choices, knowing that their spiritual work is not ours to do. We choose how we will act rather than just reacting. We step away from harmful cravings. Detachment is a deep breath of peace and patience in response to unexpected anger. We can listen without losing ourselves. With detachment, we see our mistakes honestly, make amends and start afresh. Detachment allows us be in the world but not of it. It frees us to lead our lives with grace.

(All 1-7 by Universal Awakening)

 

【FBギャラリー】No.132 アレグザンダー・ズダノフ「窓辺の花」