◆心の癒やしを求めて◆

1.《まだ物語は続きます》

*女性バージョン*

ひと息入れて、あなた。

これは、ほんの1章よ。

あなたの物語の全てじゃないわ。

*男性バージョン*

ねえ、深呼吸しなよ。

これって、たかが1章だろ。

君の物語が終わったわけじゃないさ。

~S.C.ローリー~

【解説】あなたなら、愛する人がどんなときに、この言葉を言ってあげますか? 一つのことに根を詰めすぎて、心身のバランスを崩しかけているときでしょうか。あるいは、大きなトラブルや失敗で、“自分の人生はおしまいだ”と落ち込んでいるときかもしれませんね。

Breathe, Darling. This is just a chapter. It’s not your whole story. – S.C.Lourie

2.《心が壊れたんじゃない。傷ついたんです》

私、心が壊れたんで、治療しなきゃと思ってた。

…でも違いました。

私は傷ついて、癒やしが必要だったんです。

この二つは、全く別のことです。

【解説】前者は確かに治療が必要です。薬や時には手術も要ります。でも後者と混同してはいけません。後者は、外的な刺激(他者の攻撃的・批判的・侮蔑的言葉や行為)によって引き起こされます。けれど、それさえはっきりっ自覚していれば、薬に頼る必要はありません。良き友や愛する人の慰めと励まし、そして時が癒やしてくれます。何よりも、「私のもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11:28)と言われる主が、あなたをきっと癒やしくださいます。そう信じるあなたの“信仰”に従って――。

I thought I was broken and needed fixed…not true. I was hurt and needed healing. A completely different concept.

3.《他人の苦しみを喜ぶ人がいるんです》

ある人々は、あなたが癒やされるのを喜びません。

彼らは、あなたの心の痛み衰えている状態から益を得ているのです。

ともかく癒やされ続けなさい!

~シーマ博士~

【解説】(エレミヤ17:9) 「人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。」とあるように、人間の罪は、他人の不幸を喜ぶのです。それどころか、それを糧にして、自分の懐を豊かにさえする。負けてはダメです! あなたを癒やすことは、神様のみ心なのです。

(出エジプト記 15:26)「わたしは主、あなたをいやす者である。」

Some people will not be happy that you’re healing. They benefited from your brokenness. Continue to heal anyway! – Dr. Thema

4.《“境界線”が平安のカギです》

“内なる平安”は、あなたが“他の人や出来事が自分の感情を支配するのを許さない”という選択をした瞬間に、始まります。

Inner peace begins the moment you choose not to allow another person or event to control your emotions.

5.《“心の締め切り”は大切なことです》

“あの関係はどうなっていただろう”と、とりとめもなく想像を思い巡らすよりも、

それを手放して前に進むことがより大切だということを受け容れた直後から、

“心の締め切り”は始まるのです。

~シルヴェスター・マクナット~

【解説】“心の締め切り”と訳した原語closureクロージャ―は、普通は「閉鎖、閉店、閉会」などと訳されます。けれど、心理学の分野では、これは「閉包」という聞きなれない言葉で呼ばれます。ここはまさにその意味で、“心に区切りをつけて、締め切る”こと。プログレッシブ英和中辞典(第4版)の解説によれば、「“最終的な心の整理”:身近な人の死や失恋した人などが最終的にその事実を受け入れて, それまでの悲しみの状態に終止符を打つこと」です。そうです、やはりlet go、あなたの心から手放すことが、あなたが前に進む唯一の力になるのです。

Closure happens right after you accept that letting go and moving on is more important than projecting a fantasy of how the relationship could have been. – Sylvester McNutt

(All 1-5 by Calming Your Inner Storm)

 

(写真)ガーデンシリーズNo.17