◆静かなる魂のささやき① 愛◆

-A quiet soul whispers 1. Love-

1.《最も勇敢なる魂》

そして、最も勇敢なる魂とは、

繰り返し、何度も何度も、

“愛”を選ぶ魂である。

【解説】様々な人間関係の軋轢、人間のあきれるほどの身勝手さ、一方では、もはや意思が通じなくなってしまったり、身も心もボロボロになりそうな全人的負担を強いられたりする介護の重荷…。現実のあまりの厳しさに、私たちは途方に暮れ、思わず天を仰ぎ、「神様、もうダメです。」と何もかも投げ出したくなるときがあります。人生はそんなことの繰り返し。終わりのないような挫折と失望。でも、そのたびに、「愛しなさい。私があなたを愛したように、その人を愛しなさい」(ヨハネ15:12)という細い静かな声があなたの心にささやきます。あなたは、涙を拭って、その人に再び寄り添うのです。――あなたは、やはり“愛”を選んだ。私のために命を捨ててくださったお方の愛を思ったら、“愛”を選ばざるを得なかった。そのとき、あなたの魂は、紛れもなく、この世で“最も勇敢なる魂”なのです。真の勇者への冠は、天に備えられています。

And the bravest of souls are those who choose love over and over...

2.《愛は革命》

憎悪と敵意の世界に在って、

“愛”は革命である。

【解説】これは、“革命的”な愛の定義ですね。人間の歴史は、己のみを義とし、憎悪と敵意によって他者を、他国を従属させようとした歴史です。その結果は、多くの人命と文化を奪い、人々を塗炭の苦しみと悲しみに陥れました。その歴史は今も進行中です。世界の国々で、日本で、私たちの周りの社会で、家庭でも…。“革命”とは、“命が革(あらた)まる”ことです。自分自身が革まるときに、家庭が、社会が、国が、世界が革まる。究極的に、天命(神のみ心)が本来の姿に革まるのです。革命は、ヘイト(憎悪と敵意)によっては決して成りません。それは、ただラブ(愛)によってのみ成るのです。

In a world of hate, love is the revolution.

3.《最後に残るものは?》

来るものは来させなさい。

去るものは去らせなさい。

何が残るかを見いだすのです。

~ラマナ・マハーシ~

(Ⅰコリント 13:13) 「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」

Let what comes come. Let what goes go. Find out what remains… - Ramana Maharshi

 

(写真)ガーデンシリーズ1