◆その経験が あなたをつくったのです◆

ありのままの自分を愛するためには、

あなたを形づくったそれらの体験を

憎むことはできません。

【解説】 考えてみれば、これはまことに理にかなっていますね。自分自身を愛し、受け容れることが、全ての人間関係が祝福される基盤です。そしてその自分というのは、それまでの様々な経験一つ一つによって、形づくられてきたのです。あたかも「自分」という名の石像が、ふるわれるノミの一つ一つの業によって、砕かれ、削られて形づくられていくように。だとすれば、うれしい、喜びの経験だけでなく、どんなにつらい、苦しい経験でも、それがなければ、今の自分はなかったのです。過去の体験を憎んだり嫌ったりすることは、今の自分を憎み、嫌い、受け容れないことです。逆から言えば、もしあなたが自分を好きになれないとしたら、過去のあのこと、このことを憎み、恨み、赦せないからではありませんか? そして、そのことがあなたをいつも苦しめているのでは? だとしたら、まずあなたを形づくった過去の全てを、良きも悪しきも、全て丸ごと受け入れることから始めてみませんか? その背後に、全てを相働かせてくださる神の愛のみ手があったことを、本当に信じられるなら、それは“信仰”によって可能なのですよ。

(ローマ 8:28) 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

To love who you are you can’t hate the experiences that shaped you. (by Healing Hearts)