◆チョウが証明するもの◆

たぶんチョウは、この事実を証明しています。

人は、底知れぬ暗闇の中を通り抜けても、

なお美しい者になれるのだということを――。

【解説】あの美しいチョウの一生を研究したことがありますか? チョウは、卵⇒幼虫(芋虫)⇒さなぎ⇒成虫(チョウ)と4世代も交代しますが、さなぎになると、文字通り外界と一切の関わりを持たない“闇の世界”に入り、あるものはそこで寒い冬を越し、その休眠状態が、世界記録では11年も続いたというのです。かくして、醜い芋虫は、目も覚めるような美しいチョウに変身していきます。ましてや神様は、ご自身の似姿に創られた私たちに、終わりのない、光のない暗闇に、閉じ込めたままにしておかれるはずがありません。私自身もまだ暗闇の中です。でも、忍耐して春を待っています。全能にして愛なる神様のご支配しておられるこの世界に、よみがえりの春は、必ず訪れるのです。

Perhaps the butterfly is the proof that you can go through a great deal of darkness and still become something beautiful. (by The Moment of Calm)