◆良き友: 短き人生に有り難きもの◆

人生は、矢のごとくに過ぎ去ります。

良き友と過ごすようになさい。

しばしば笑わせてくれながらも、

あなたを無条件で愛し、支えてくれる友と――。

~エマニュエル・ダガー~

【解説】 人生がいかに短いかは、私のように70年、80年過ごしてみて、はっきり分かるものです。でも、それをそぞろ身にしみて感じるときでは遅すぎるのです。もちろん、神様にはどんなことも可能ですから、人生のたそがれ時に、そのような友に出会わせてくださることもあります。映画「最高の人生の見つけ方」の主人公二人は、そんな友でした。しかも、その出会いで、お金しか信じないで70余年を生きてきた一人は、その友によって永遠の命の世界に旅立つことができたのです。でも、誰でもが、晩年になってそのような恵みにあずかれるとは限りません。2つのことをお勧めしておきますね。

①まだまだ若い段階で、もしこの格言のような友に出会ったら、どんな犠牲を払ってでも、その友情を大切にし、決して捨てないことです。そのためには、この無条件の愛と支えを受ける一方ではいけません。一方通行の友情は、決して長続きしません。あなたもその愛を返すことです。マタイ7:12のイエス様の“黄金律”を忘れないで!

②この友情は、友だけとは限りません。ある人は言いました。「結婚を長続きさせる秘けつは、いつまでも“最高の親友”でいることだ」と。そうです。伴侶もまた“良き友”なのです。結婚しているお二人は、互いに、この“最高の親友”を慈しみ、大事にしてください。私は妻と49年共に過ごしましたが、妻が亡くなって振り返れば、文字どおりあっという間でした。そして残された者が必ず味わうのは、「まだまだ一緒でいられると思ったのに。愛が足りなかった…」という悔恨なのです。(もしそうでない人がいたら、その方は特別に祝福された人です。) どんなに見慣れた顔でも(!)、折に触れて相手を褒め、感謝し、それを行動に現してください。人生は矢のように過ぎ去るのです。どうぞ、遅すぎないうちに――。

Life will pass by quickly. Spend it with friends who love and support you unconditionally, while making you laugh often – Emmanuel Dagher (by Positive Focus)