◆詩人タゴール、“信仰”を謳う◆(写真右)

信仰とは、
夜明けがまだ暗い時に、
光を感じ、歌いだす鳥だ。

【文語訳】
信仰――
そは暁いまだ明けやらぬ時
光に触れ 歌うたう鳥なり

【解説】東洋人で初めてノーベル文学賞を受賞し、私が生まれた1941年に亡くなった(これはどうでもいいですが)インドの詩人が捉えた信仰は、“鳥”です。暗闇の中にかすかな光を感じ、新しい朝の喜びの歌を歌いだす小鳥たち。未だ見ぬものを、得たりと信じて喜び感謝する。――詩人の心は、“信じる”ということの核心を、確実に捉えていました。この大いなるものへの絶対信頼は、イエス様の言われた、「空の鳥を見なさい」(マタイ6:26)の信仰にも通じますね。

Faith is the bird that feels the light and sings when the dawn is still dark. – Tagore (by CSL Practitioners Global Universe)