◆成熟した人生を求めて◆

1.《孤独は思索を産む》

独りでいること、それが創作の秘けつです。

独りでいること、その時にアイデアが生まれるのです。

~ニコラ・テスラ

Be alone, that is the secret of invention; Be alone, that is when ideas are born.-Nikola Tesla

 

2.《魂との“結合”を求めて》

あなたは、誰かと“一つになった”と感じたことはありますか? 

肉の欲望によらず、その人の容姿にもよらず、

その人の魂の豊かさと、その人の放つ雰囲気に包み込まれて――。

【解説】 人生の中で、結婚する機会を与えられた人々が、お互いにこのような思いを与えられて結び合わされたら、どれほど多くの祝福を生み出すことでしょうか。これは、創世記2:24のみ言葉が、結婚する全ての男女に期待していることです。現実には、神の前に不完全な人間同士、さまざまな葛藤がありますが、これは、結婚のスタートにおいてだけでなく、死が二人を分かつまでの全過程を通して、努力しつつ求めていかなければならない結婚の“奥義”なのです。

(創世記 2:24) 「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。」

Have you ever felt a connection with someone? Not in lust or in their image, but in the richness of their soul & vibes they give off?

 

3.《ポジティブであるということ》

ポジティブ(積極的・肯定的)であり続けるということは、いつでも幸せでいなければいけないということではありません。

ポジティブに生きるとは、困難な日々にあっても、もっと良いことが訪れることを知っているということです。

【解説】 これが“信仰”です。“ポジティブ”とは、“信仰”の行動訳であり、ローマ8:28への行動的反応です。

(ローマ 8:28) 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

Staying positive doesn’t mean you have to be happy all the time. It means that even on hard days you know that there are better ones coming.

 

4.《今の苦しみは誰かの力になる》

あなたが今、通らされている状況から、どのように抜け出せたかを、いつか人に語るときが来ます。

それは、誰かが“生き残る”ための指針の一部となるのです。

【解説】 私事で恐縮ですが、昨年8月に、私の3年越しの国際詐欺被害のお知らせをしました。そのために大きな借財を抱え、今も、数年間にわたる返済の苦闘の中にあります。でもその中にあって、私の心には、この3と4の言葉が、いつも響いているのです。ひょっとしてこの生きざまをお伝えするために、主は私を用いられている。そしていつの日か必ず、皆様に喜びのご報告をし、それがどなたかの生きる力になる日が来る――そのことを信じつつ、この記事をお分かちしています。

One day you will tell your story of how you’ve overcome what you’re going through now, and it will become part of someone else’s survival guide.

 

5.《人生は死では終わらない》

“私に、この木の陰で涼む日は決して訪れない”

――そう知りつつ木を植える人は、

少なくとも、人生の意味を知り始めたのだ。

~タゴール~

【解説】 ノーベル文学賞を受けた、この20世紀インドの詩人は、己の人生は己の死では終わらないことを知っていました。しかも、彼は、それを知って初めて真の人生は始まるのだと言うのです。なんという叡知! なんという悠久の悟り! この死生観は、あのルターの「たとえ明日、世界が滅びると知っても、私は今日、リンゴの木を植える」に通じます。

私たちは、その日その日の人生を生き抜くのに必死です。でも、“死なないために、とにかく生きなきゃ”としゃにむに頑張るのと、”ひょっとして私の生き方が、私のあとに生きる誰かの、何かの力になるかもしれない”と思いながら生きるのとでは、その生き方に違いが出てきます。英語でmake a difference“違いをつくる”という言葉がよく使われます。この違いは、あなたの生き方への“姿勢”を変えることから、その心の目を自分の死後まで向けることから生まれてくるのです。あなたの今が、あなたのご家庭で、教会で、社会で、のちの人々の良きレガシー(遺産)となりますように――。

The one who plants trees, knowing that he will never sit in their shade, has at least started to understand the meaning of life. -Rabindranath Tagore