◆新年の願い(2):アセらず、時をいとおしんで◆

1.《自分に優しく》

優しくありなさい。

変化には時間がかかるのです。

自分自身に“やらなきゃ”を課さないこと。

まだ備えができてない自分に変化を強いるのは、

“百害あって一利なし”です。

Be gentle. Change takes time. Don’t “should” on yourself. Trying to force a change before you’re ready could do more harm than good.

 

2.《良い木は嵐の中で育つ》(イラスト左)

良い木は甘やかしては育ちません。

風が強ければ強いほど、木は強くなります。

空が高ければ高いほど、木々は伸びていきます。

嵐が吹けば吹くほど、強さも増していきます。

太陽と寒さ、雨と雪によって、

木々も人も、良い木材に成長するのです。

~ダグラス・マロック~

【訳者ひと言】 この詩を読んで、イエス様が担いだ十字架に用いられた一本の木を想いました。その木は、主が全人類の罪を身代わりに負う大いなる救いのみわざに用いられるため、あまたの木々の中から選ばれたのです。私たちも、主に用いられる一本の良い木に成長していきたいですね。そのために、私たちの人生には、暖かい太陽だけではなく、時として風も、嵐も、寒さも、雨も、雪も必要なのです。

Good timber does not grow with ease:

The stronger wind, the stronger trees;

The further sky, the greater length;

The more the storm, the more the strength.

By sun and cold, by rain and snow,

In trees and men good timbers grow.

~Douglas Malloch

 

3.《良きも悪きも、私の人生一度きりです》(イラスト右)

それが最高の時であろうと、

最悪の時であろうと、

その一瞬は、私たちが手にできる“唯一の時”なのです。

~アート・バックウォルド~

【解説】 仏教の輪廻では、人生は輪です。巡り巡っていろいろな動物に姿を変え、何度でも生き直せます。けれど聖書の教えは、人生一度きり、終末の“完成の時”を目指した、決して逆戻りのできない一直線なのです。ですから、“良いときも悪いときも合わせてなんぼ”と腹をくくったときに、初めて“生きる”ということに喜びと感謝が生まれてくるような気がします。“最高の時”には、神様に感謝し、恵みを独り占めしないで分かち合いましょう。“最悪の時”には、静まってそれを与えられた主のみ心を求め、へりくだって、その時でなければ学べないレッスンをしっかりと身に着けましょう。さあ、主の年2020年が明けました。あなたの前には、この“唯一の時”でつながった一年が待っています。

Whether it's the best of times or the worst of times, it's the only time we've got.

~Art Buchwald