◆年の終わりの信仰雑感(4)◆

1.《赤信号はやがて変わる!》

全てのトラブルは、“赤信号”のようなもの。

ある時間を待っていれば、

それは“青”になるのです。

Every problem is like a RED signal, if you wait sometime, it will turn into GREEN.

 

2.《まことの謙遜とは》

“謙遜”とは、自分自身をより低く考えることではありません。

“謙遜”とは、自分自身のことをより少ししか考えないことです。

~リック・ウォレン「目的に駆られた人生: 私はいったい何のためにここにいるのか?」2007年~

【解説】 リック・ウォレンの言葉は真実です。誤った謙遜は、自分をいつも見つめます。それは、他者の目を絶えず気にした意識的自己卑下であり、そんな自分をひそかに誇る傲慢と背中合わせです。しかし、真に謙遜な人の目は、自分のことなど考えている暇がないくらいに、いつも他者の必要に注がれています。自分が謙遜かどうかなど意識もせず、他者のために祈り、労します。謙遜は、他者を敬い、いとおしみ、仕える度合いに応じて、“自然体”で身に着いていくものなのですね。

True humility is not thinking less of yourself; it is thinking of yourself less.-Rick Wallen, The Purpose Driven Life: What on Earth Am I Here for? 2007

 

3.《苦しいときは、神の忠実さを思い起こせ》

考え深い信仰者は、何か新しい“脅威”に直面したときは、過去に体験した“神の忠実さ”を思い起こします。

霊的成熟をかたちづくる要素の一つは、自分自身の過去に対する強い“追想感覚”です。

~マックス・アンダーズ 1947年~

【解説】 私事ですが、私は今年、いまだかつてなかったほど、このことを思わされました。妻の突然の召天と、奈落の底に突き落とされたような国際詐欺被害の中で、私は、ただ必死に、「神は真実な方。これまでの77年の生涯、神様は最善以下のことをなさらなかった。だとしたら、今年起こったことも、神の永遠のご計画の中では、絶対に最善なのだ」とやみくもに信じて前に進みました。

(詩篇 103:2) 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」 今がどんなに苦しくても、いえ苦しければ苦しいほど、神様が良くしてくださった過去の恵みに、一つ一つ思いをはせましょう。その神様は、今この瞬間も変わらない忠実な神様なのです。人生に、時として起こる新たな“脅威”に打ち勝つ力は、あなたの“神の恵みの追想感覚”を鍛えることです。

The thoughtful believer recalls God’s faithfulness in the past when confronted by any new threat. Part of spiritual maturity is a strong sense of one’s own history. – Max Anders 1947