◆小さな宝物、大きな恵み◆

1.《主に「愛さないで」と言っても無駄です》

私はキリストに、

「私を愛さないで」という理由をごまんと並べ立てた。

そのどれも、主の心を変えることはできなかった。

~ポール・ウォッシャー~

【解説】 「愛は惜しみなく奪う」と言ったのは有島武郎です。キリスト者は、少なくとも奪うことはしませんが、それでも私たちの愛は「求める愛」です。一人、神様だけが、「与える愛」なのです。その極致が、ご自身のみ子をさえ死に渡されたことです(ローマ8:32)。神様の愛は、「意志の愛」でもありますから、はっきり言って、私たちに“拒否権”はありません。愛されたら最後なのです! でもそれは、これもこの世でただ一つ、決して見捨てない愛、裏切らない愛です。この愛を、ただ黙って、感謝して受け取りましょう。そして、この愛のもとにとどまりましょう。

(ヨハネ 15:9) 「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。」

I have given Christ countless reasons not to love me. None of them changed His mind. – Paul Washer

 

2.《問題はあって当たり前、キリストがあるのは奇跡》

人生とは、トラブルがないことではありません。

キリストがおられるということです。

【解説】 「これを信じたら人生の問題は無くなる」と言う宗教は、たとえどんなに高尚な教義を持っていても、100パーセント偽物です。人生にトラブルはつきもの。大切なのは、そのトラブルのただなかに、キリストが生きてご臨在くださるということです。このお方が、その問題をも手玉にとって、全てを良きに変えてくださるのです(ローマ8:28)。キリスト者の人生は、その生きた証しで満ちあふれています! あなたもちょっと思い出してみてください。詩篇の記者とともに、こう叫ばざるを得ないはずです。

(詩篇 103:2) 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」

Life is not the absence of trouble but the presence of Christ.

 

3.《感謝は新しい献身の始まり》(下記イラスト)

いつでも どこでも、

“感謝”の時があり、

“新しい始まり”の時がある。

【解説】 これ、現代版「伝道者の書」(コヘレテの言葉)3章です! この金言で、”感謝”と”新しい出発”は同格で結びついています。感謝するのは過去の恵みに対してですが、そこでとどまってはいけません。それは、そのような恵みと祝福をくださったお方に、新たに自分自身をおささげし、主のために生きる献身の未来への出発点となるべきなのです。あなたの『信仰者の書』には、「感謝の時は新しい始まりの時」として書きとどめてください。

Here is always time for gratitude and new beginnings.