◆祈り 2題◆

《やすむ前にささげたい祈り》

主よ、私が眠っている間、息を吹きかけてください。

私が癒やされ、祝され、力を与えられて目覚めるように――。

【解説】 就寝前の祈りというのは、今日一日の感謝と、安らかな眠りをお願いするのがオーソドックスですが、いかがですか、このユニークな祈りは? 聖書のモチーフを思い出しましたか? そうです、これは最初の人間、アダムが創られた時をイメージしているのです。

(創世記2:7) 「神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。」

人間のかたちにはつくられたものの、まだ死んだように眠っていたアダムは、神から“命の息”を吹き込まれて、生きた者となりました。私たちは、夜眠っている間、聖霊(言語のヘブル語では“息”と同じ)のお力を頂いて、翌朝、新しい霊の命に目覚めるのです! 現実には、よく眠れない方も、悪夢にうなされる方もいると思います。だからこそ、単なる安眠ではなくて、眠っている間に聖霊の癒やしと祝福とパワーの充てんを求めるこの祈り、ささげる価値があるとは思いませんか?

Breathe on me while I sleep tonight Lord! That I may wake up healed, blessed, and empowered.

 

《子のために祈る母の有り難さ》

“母”とは、

子どものために祈るのに忙しすぎて、

自分のための祈りを忘れてしまうただ一人の人です。

【解説】クリスチャンのお母様を持つ人は、そのことを考えたことがありましたか? この母のゆえに今の自分があるのだと思われましたか? 今、クリスチャンのお母様である方はどうですか? “確かにそうかも”と思われましたか? うちの教会で、「母の日」によく賛美する讃美歌の一節を思い出します。

♬汝がために祈る母の いつまで世にあらん

永遠(とわ)に悔ゆる日の来ぬまに 疾(と)く神に帰れ

   春は軒の雨 秋は庭の露

   母は涙乾く間もなく 祈ると知らずや

A mother is the only person that forgets to pray for herself because she’s too busy praying for her children.