◆神から目線で人生を考える(4了)◆

1.《知識でなく知恵を求めよ》

もしあなたに知識が不足しているなら、学校に行きなさい。

知恵が欠けているなら、ひざまずきなさい!

知識は、知恵とは違います。

知恵とは、知識を適切に用いることなのです。

~ヴァンス・ハヴナー~

【解説】 はい、この金言で一番大切なのは、2行目です。「知恵が欠けているなら、良書をできるだけ多く読みなさい」でもなければ、「その道の良き師に私淑しなさい」でもない。「ひざまずきなさい」! 知恵は、知識の多さを誇る己のおごりを悔い改め、知恵のないことを素直に認め、へりくだって乞い求める者に、上から、神様から与えられるのですね。

(ヤコブ 1:5) 「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」

If you lack knowledge, go to school. If you lack wisdom, get on your knees! Knowledge is not wisdom. Wisdom is the proper use of knowledge.

-Vance Havner-

 

2.《欲しいものをゲットする3つの方法》

ものと付き合って生きる3つのレベル(水準)があります。

(1) それを得るために盗むことができます。

(2) それを得るために働くことができます。

(3) 与えるためにそれを得ようと働くことができます。

~ジョン・パイパー~

【解説】 これはある意味、その人の人間性そのもの(品格)のレベルとも言えますね。一番低いのはもちろん(1)、これは論外。ほとんどの人は(2)で、これが平均レベルと言えますが、パイパーは、キリスト者たるもの、ここにとどまっていてはいけないと言うのです。そこに(3)“他者のために”という高次の目的が加わったとき、私たちの“ものとの付き合い方”は、優れて“神から目線”になります。

There are three levels of how to live with things: (1) you can steal to get; (2) or you can work to get; (3) or you can work to get in order to give.

-John Piper-

 

3.《満ちあふれることの祝福》

なぜ神は、“満ちあふれること”を祝福なさるのでしょうか? そうなれば、私たちが生きていくには十分であり、残りのものは、あらゆる良き働きのために用いることができ、霊的・身体的な苦痛や惨めさを解消できるからです。

”十分”は己(おの)がため、“盈満(えいまん)”は他者のためです。

~ジョン・パイパー~

【解説】再びパイパーですが、これは2.の結論とも言うべきものです。私たちから満ちあふれるものは、物や財だけではありません。私たちの内なる善きもの―み霊の実―(ガラテヤ5:22,23)もまた、満ちあふれて他者を潤すのです。最後の1行、ぜひ心にインプットして、座右の銘になさってください。(満ちあふれるという意味の“盈満”という言葉、大好きで、何十年もの間(!)、使う機会を狙っていました。でも読む方には難しいだろうと思って遠慮していたのですが、パイパーのこの言葉に出会って、”時は今!“と決心しました。そらんじるには、簡潔をもって多とすべしですから。)                                                                                                                                                                                                                               

Why does God bless us with abundance? So we can have enough to live on, and then use the rest for all manner of good works that alleviate spiritual and physical misery. Enough for us; abundance for others.

-John Piper-

 

【FBフォトギャラリー】「秋深し」(6)