◆祈ることを教えてください(ルカ11:1)◆

1.《祈り: 魂の最大の仕事》

祈りは、いかなる疑いをも差し挟む余地なく、

人間の魂の最高最大の行動である。

【解説】 人間の魂(心)は、もちろん目には見えませんが、ありとあらゆる精神的な働きをしています。その中で、神様と関わる働きが“祈り”です。祈りは、私たち人間と神様を結ぶ、唯一の絆なのです。その意味で、祈りは人間の精神活動の中で最高最大の行動と言えるのですが、現実に、この私の魂の中で、最高最大のものになっているか、深く探られるところです。祈りが本当に最高最大の行動になっていないとき、私たちは“霊的貧困”に陥ります。そして神様の約束された、あらゆるみ霊の実を結ぶ祝福を逃しているのです(ガラテヤ5:22、23)。

Prayer is beyond any question the highest activity of the human soul.

 

2.《安寧は祈りの最大の敵》

人生がスムーズにいき、

私たちの心の中で本当に大切なものが安全なとき、

私たちに“祈り”は生まれない。

【解説】 この世的に言えば、まさしく“苦しい時の神頼み”、聖書的に言えば“旧約の民”状態です。安寧なときに感謝を忘れると、私たちは“霊的傲慢”に陥ります。”安寧は祈りの最大の敵”と覚えて、聖書の“祈り”の教えを心に刻み、実践しましょう。それは、“〇〇のときは”ではなく、“絶えず”です!

(Ⅰテサロニケ 5:16-18) 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」

When life is going smoothly, and our truest heart treasures seem safe, it does not occur to us to pray.

3.《祈り: 主よ、恵みを数えさせてください》

人生のどんな良き時にも、

主よ、あなたを想い起こせるよう、

そしてあなたが何をしてくださったかを忘れぬようお助けください。

どんなときも祈れるよう、お力をください。

~ティモシー・ケラー~

(詩篇 103:2) 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」

In every season of the soul, help us to remember You, Lord, and remember what You have done. Help us to always pray. -Timothy Keller