◆結婚についての先達の教え◆

1.《良き結婚は つくるもの》

良き結婚は、あなたが“見つける”ものではありません。

それは、あなたが“つくる”ものです。

【解説】 たまたま見つけた結婚は、見飽きたら簡単に捨てますね。でももしつくらねばならないとしたら、それは死が二人を分かつまで、生涯をかけての作業になります。完成はしないかもしれない。でもその過程の悲喜こもごもの共通の思い出が、二人の美しい財産になるのですね。

A good marriage isn't something you find; it's something you make.

 

2.《神様の結婚の意図は?》

もし神様が、結婚を、私たちが“幸せ”になるためでなく、

”聖い”ものとなるために定められたとしたら、どうでしょうか?

~ゲアリー・トマス~

【解説】 この仮定形は、既定形の裏返し、つまり、「この事実をあなたはどう考えますか?」ということです。その事実とは、次のみ言葉です。

(エペソ 5:22-32) 「妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。そのように、夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです。だれも自分の身を憎んだ者はいません。かえって、これを養い育てます。それはキリストが教会をそうされたのと同じです。 私たちはキリストのからだの部分だからです。 『それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。』この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。」

 結婚は、花婿なるキリストと、花嫁なる教会の“型”です。キリストは、教会を“聖なるもの”とするために、愛しておられるのです。私たちは、この“結婚の制定”の聖書個所を、ともすると結婚式の時に聞いて、あとは日々の忙しさに紛れてそれきり…となりがちですが、少なくとも結婚記念日などには、この結婚に召してくださった主のみ前に、二人で読み返したらいかがでしょう。そして静かに結婚生活を振り返り、感謝と聖なる誓いを新たにすべきではないでしょうか?

What if God designed marriage to make us holy instead of happy?

-Gary Thomas-

 

3.《まずイエスの良き花嫁たれ》

男たちよ、あなたは、まず始めにイエスの良き花嫁でなければ、

決して妻に対する良き花婿にはなれません。

(エペソ5:25) 「夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。」

~ティム・ケラー~

【解説】 これは、2.の聖書個所の、特に25節を取り上げて、結婚生活の良きイニシアティヴをとるべき夫の心構えを教えたものですが、これは言わずもがな、結婚する女性も、「妻たちよ、~決して夫に対する良き花嫁にはなれません」と読まなければいけませんね。

Men, you’ll never be a good groom to your wife unless you’re first a good bride to Jesus.

"Husbands, love your wives, just as Christ also loved the church and gave Himself for her" (Eph. 5:25).-Tim Keller