◆クリスチャン的人生の要諦◆

1.《幸せを選択する》

たとえ何が起ころうとも、“幸せである”ことを選びなさい。

悪いことに焦点を合わせてはいけません。

あなたの人生に、なんであれ“前向き”なものを見いだすのです。

No matter what’s happening, choose to be happy. Don’t focus on what’s wrong. Find something positive in your life.

 

2.《生きることで幸せになる》

人々があなたについて感じることを、変えることはできないのです。

だから、“変えさせよう”などとは思わないこと。

ただ“あなたの人生を生きる”ことで、幸せでいなさい。

You cannot change how people feel about you, so don’t try. Just live your life and be happy.

 

3.《天の聖さに生きる》

“聖さ”は天的な徳です。

誰であれ聖さを堅く保とうとしたら、

“天志向”でこの世を生きなければなりません。

~聖ジョン・ボスコ―~

Purity is a heavenly virtue. Whoever wishes to safeguard it must raise himself heavenward. – St. John Bosco

 

4.《祈りをゼッタイ捨てない》

決して祈りを捨ててはいけません。

たとえ祈りが無意味に思えるときでさえも――。

~ローマ教皇フランシスコ~

Never abandon prayer, even when it seems pointless to pray. – Pope Francis

 

【解説】 「人生の要諦」とは、人生の最も大切なところ、肝心かなめな点です。一度限りの人生、その要諦はと言えば、“幸せ”であることでしょう。その意味で、1と2は、信仰のあるなしにかかわらず、人間として目指すべきこと、そして努力次第で、かなりのところまでは可能なことです。しかし、そのままではどこかで行き詰まる。挫折を味わうのです。それは、人間が幸せに生きることを妨げる“罪”の問題に直面するからです。そこに“信仰”の大切さがあります。良き人生の要諦を、”クリスチャン的”に考えるとき、私たちは後半の2つに深く心を致さなければなりません。1つは、このおどろおどろしい罪の世から自分自身をしっかりとガードするため、罪のただなかで、絶えす目を聖い天に向けること。そこには地上のあなたの汚れがどれほどのものであっても、主イエスの十字架の血潮が備えられているのです。そしてもう1つは、どんなピンチに陥っても、万策尽きても、神様に話すことを決してやめないこと。あなたの人生がどんな修羅場と化しても、天の窓は開いているのですから――。

 

【FBギャラリー】No.87 ロバート・ダンカン「庭のむつみ」