◆天国を目指す日々◆

1.《福音の目的》

福音の目的は、私たちを楽しませることでもなければ、もてなすことでもなければ、幸せにすることでもない。

福音の目的は、私たちをより神に近づけることにあるのだ。

~マーティン・ロイド・ジョーンズ

【解説】 神に近づくこと、それはまた、信じた者が現実に入れられる神の国に、よりしっかりと身を置くことであり、そのみ国の完成を待ち望みつつ日々を生きることです。福音は、神のご臨在に、私たちを、生涯をかけて近づけていくのです。福音の目的は、それによって救われた者の、“聖化の完成”です。

The purpose of the gospel is not to amuse us, entertain us, or make us happy…it is to bring us closer to God. -Matyn Lloyd Jones

 

2.《天国の神髄》

天国の神髄とは、

永遠で、神聖で、親密で、罪から自由にされた姿での

キリストとの結合と交わりである。

~ジョエル・R・ビーク

【解説】 天国は、“永遠”であることに意味があるのではありません。私たちの慕いまつる主キリストとの、“永遠の結合と交わり”にこそ、想像もできないようなすばらしさがあるのです。私たちが天国を待ち望む唯一の理由は、そのことです。

The essence of heaven is everlasting, sacred, intimate, sin-free union and fellowship with Christ.-Joel. R. Beeke

 

3.《天国は独りで行くところにあらず》

回心した人は、

天国に独りで行きたいとは思わないものだ。

~J・C・ ライル

【解説】 待ち焦がれた天国に入れられたのに、地上で愛した人がいなかったら…。私たちは、天国が約束されていることを感謝するとともに、独りで迎え入れられたときのむなしさ、悲しみをも、心に深くとどめなければなりません。それが、私たちの証し、個人伝道の、隠れた原動力になります。私は、妻の死で、天国は本当に近くて現実的なものになりました。妻と、彼女が導いた義母と、私の母と、共々に主を拝する日を、待ち望むや切です。そして、弟夫婦、甥夫婦、義弟夫婦も、やがて加わってくれるでしょう。

天国とは、地上の神の家族が再現・完成するところ――その時に、天国は本当に慕わしいものになるのです。

A convertd man does not wish to go to heaven alone. – J.C. Ryle