◆考えさせる4つの知恵の言葉◆

1.《金の友、ダイヤの友》

古き友は“金”。新しい友は“ダイヤモンド”です。

ダイヤを手にしたときには、金を忘れないようになさい。

ダイヤを支えるには、常に金の台座が要るのですから。

Old friends are gold. New friends are diamonds. If you get a diamond, don’t forget the gold. To hold a diamond, you always need a gold base.

 

2. 《人の信頼、神の信頼》

神様があなたの問題を解決されるとき、

あなたは“神様の能力”に信頼します。

神様があなたの問題を解決なさらないとき、

神様は、“あなたの能力”を信頼しているのです。

When God solves your problems, you have faith in His abilities. When God doesn’t solve your problems, He has faith in your abilities.

 

3. 《肉眼の視力、霊の視野》

一人の盲人が、聖アントニオに尋ねました。

「“視力”を失うこと以上に悪いことはありますか?」

聖アントニアは答えました。

「あるとも。“視野”(ヴィジョン)を失うことだ。」

【解説】聖アントニオは、“バドヴァのアントニオ“と呼ばれた12世紀のカトリックの聖人です。さすが彼の答えは、含蓄に富んでいますね。彼は、肉眼の視力は正常で、それなりの視野を持っていたとしても、心の視野、すなわち物事を広く見渡す力、将来への展望を失ってしまったら、それは“心の盲目“と同じことだと言いたかったのです。さらに、肉(この世)の全てを見られたとしても、霊の世界が見えないとしたら、それは滅びにつながる”魂の盲目“と言わなければなりません。臨終の時、「もっと光を!」と叫んだのはゲーテですが、私たちには、心の闇を照らし出す、“光なるキリスト”がぜひとも必要なのです。

(ヨハネ8:12) 「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」

A blind person asked St. Anthony if there was anything worse than losing one’s eye sight. He replied “Yes, losing one’s vision!”

 

4. 《イエス 論争の終結者》

およそ2000年前、

イエスは、命に関わる論争に終止符を打たれた。

彼は、全ての人のために死なれたのだ。

【解説】 深いですね。この“命に関わる論争”の最たるものは、あの金持ちの青年の問いに代表される、「永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょうか」(マタイ 19:16)という問題です。律法学者、パリサイ派の指導者は、「神の律法をことごとく守れ。それによって永遠の命に入れ」と人々に善き行いを強要しました。しかしキリストは、それに真っ向から異を唱えました。そして、十字架の上で、全ての人の罪を身代わりに負って死なれ、三日目によみがえり、昔も今も、再び来られる日まで、「この私をただ信じよ。そして永遠の命を得よ」と私たちに呼びかけておられるのです。イエス・キリストの十字架は、不毛な人間の論争の“終止符”の証しでもあるのですね。

Over two thousand years ago, Jesus ended the debate on which lives matter. He died for all.

 

【FBギャラリー】No.56 アルバート・リンチ 「夏の散歩」