◆生きる意味を考える5つのポイント◆

1. 《“未知との遭遇”のときは》

正体不明のものへの“恐れ”は、“好奇心”に変えることです。

【解説】 これも、“プラス志向”の一つですね。”恐れ”は時として千載一遇のチャンスを逃し、地中の宝を失いますが、“好奇心”は、あなたの人生に生きる知恵を与え、思いもよらなかった祝福をもたらします。

Replace the fear of the unknown with curiosity.

 

2. 《人生とは、人が生きること》

人生の意味は、ともかく“生きている”こと。

それはいとも明白で、明快で、単純なことだ。

なのに誰もが、自分の手に余ることを成し遂げる必要に駆られて、

大パニックに陥って忙しく走り回っているのだ。

~アラン・W・ワッツ~

【解説】 日本のことわざにも、これに類するいろいろな言葉ありますね。“高望みをしない“”ないものねだりをしない“”身分相応“”身の程を知る“…。上の格言で、”単純な”と訳した原語は、ご存じsimpleです。いつの世も、いえ、世の中が複雑化すればするほど、“シンプル・イズ・ベスト“なんですね。

The meaning of life is just to be alive. It is so plain and so obvious and so simple. And yet, every one rushes around in a great panic as if it were necessary to achieve something beyond themselves

– Alan W. Watts

 

3. 《これぞギリシャ哲学のキモ!》

“変化”を除けば、“永久”なものは何もない。

~ヘラクレイトス~

【解説】 “永久”と訳したpermentパーマネントには、「永続する。不変の。恒久的な」という意味もあります。したがって、「変化以外に不変のものはない」とも訳せますが、これはまさしく“禅訳”ですね。これを解けば、「全てのものは、永久に変化し続ける」となり、彼の“万物流転”論の骨子になります。彼はこれを、分かりやすく、「誰も二度と同じ川に入ることはできない」と説明しました。川は流れ続けてやむことがないからです。私たちの人生も、絶え間なく変わり続けます。いくら「時よ止まれ!」と叫んでも、あの日、あの時は二度と戻らないのです。そんな中で、私たちには、永遠に変わらない、一点一画もすたらない、“神のみ言葉”=聖書が与えられています。この言葉に尽くせない恵みのゆえに、私たちは毎日のように起こる様々な変化の中でも、心静かに生きていくことができるのです。

(マタイ24:35)

「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」

There is nothing permanent except change. – Heraclitus

 

4. 《“良き友”は“良き聴き人”》

あなたが落胆のどん底にあるとき、

時間を取って、じっと聴いてくれる人は、

得がたく、かけがえのない人です。

【解説】 不思議なもので、始めから終わりまで黙って聴いてもらうだけで、私たちの、もう“死んでしまいたい”と思うような悲しみや苦しみが、ウソのように消えてしまう経験をなさった方は少なくないと思います。そのありがたみを身をもって知ったあなたは、今度は誰かの“聴き人”になってあげてください。これは思ったほどたやすいことではありません。祈りが必要です。「イエス様、いつもあなたが黙って私の言葉を聴いてくださったように、この人の“良き聴き人”になれる愛と忍耐をお与えください」という祈りが――。

Someone who takes the time to listen when we are at our lowest is rare and should be valued.

 

5. 《我が道を往く》

これが誰の役に立つかは知らないけど、ひと言。

もし人が君のもとを去りたいときは、「お好きに」と言おう。

もし人が君を脇に押しやったときは、「お先にどうぞ」と言おう。

君は、「俺は役に立つ」と人に思われるために、この世に生まれたんじゃない。

君は、学び、何かを創り、花開かせ、愛を広めるために、そこにいるんだ。

そんな君にふさわしい人たちは、

君を理解し心から感謝してくれるさ。

【解説】 この言葉を読んだ時に、浮かんできた言葉が、この往年の名作映画のタイトルでした。そして、本当に、これは私のための言葉だと思いました。(この場を借りて“ひと言”申しますが、私が翻訳投稿する格言は、もちろん皆さんのお役に立てればとの思いからですが、その前に、まず自分自身が深く受け止めたものばかりです。自分が心を動かされないものをご紹介するのは意味がありませんし、皆さんに失礼極まりないことですから。)

人には人の生き方。でも私は、これまでもそうでしたし、これからも残された人生を、“他者の幸せのために”生きます。これを理解し、受け入れてくださる(上記“感謝する”の別訳)のは、誰にもまして、神様であることを信じていますから。そこで一句。「人は人 われ我が道を往く 主に在りて」。

I don't know who needs to hear this but, If they want to leave, let them. If they push you away, let them go. You weren't put on earth to convince anyone of your worth. You're here to learn, create, flourish, and spread love. The ones deserving of you will make you feel appreciated.

 

【FBギャラリー】No.55 トレヴァー・ミッチェル 「我が家の庭」