◆神の恵みにひたされて生きる◆

1.《人生の旅路の祈り》

父よ、私の旅路が終わるまで

私と共に歩いてください。

そのあとは

あなたの恵みによって、

天のふるさとの

あなたのもとに連れていってください。

【解説】 私自身、何か、祈りの原点に立ち返ったようでした。妻の待っている天が、ただ無性に懐かしく、声に出してみ父に語りかけました。これは、紛れもなく、これからのちの私の日々の祈りです。あなたにも、きっとそうではないでしょうか?

Walk with me Father, until my journey is through & then by your grace bring me home to you.

 

2.《サタンのやることは筋違い》

神があなたの味方なら、

あなたに逆らう物事は、

“筋違い”というものだ。

【解説】 この言葉、「いいね!」じゃありませんか? 全知全能にして、善なるお方が全面的にバックアップしてくださっているのが、キリスト者の人生です。だとするれば、あなたを苦しめ、あなたの不利になる物事は、しょせん“お門違い”の“筋違い”、うまくいく道理がないのです。この“聖なる開き直り”で、困難を乗り越えてください。

(ローマ 8:31) 「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」

If God is for you the thing against you is irrelevant.

 

3.《最も美しきものは…》

”美しさ”とは、この宇宙にある“神の影”である。

~ガブリエラ・ミストラル~

【解説】 この作者の心は詩人ですね。“神の影”、言葉を変えれば、“神のみ手の跡”でしょうか。この影は、人や物質の影のように、肉眼で直接は見えません。大自然が神の栄光を現して美しく輝くとき(詩篇19:1-4)、私たちは“神の影”を見ます。その美しさは、人の心にもあります。あなたの心が、聖霊がもたらす実、“愛、喜び、平和、寛容…“で満ちるとき、そこに織りなされる人間関係の麗しさは、まさしく”神の影“なのです。

Beauty... is the shadow of God on the universe.~ Gabriela Mistral

 

4.《神、その名は“愛”》

“恵み”は教えます。

神が私たちを愛するのは、

私たちが何者かによるのではなく、

神がどんなお方かによるのだと――。

【解説】 あふれるばかりに恵まれると、私たちは、「こんな取るに足りない、それどころか、罪と欠けだらけの私に、神様はどうしてこんなによくしてくださるのだろうか?」と思ってしまいます。ギブ&テイクの人間とは、“恵み”の次元が違うのです。そのときに、この4の言葉を思い出してください。神の恵みは、私たちがそれに値するからではありません。それは、神のご本性によるのです。 この愛がなければ、あなたも私も、とうの昔に滅びの道をたどっていたでしょう。あなたの神様は、どこを切っても“愛”なのです!

(出エジプト 33:19) 「わたしは、恵もうと思う者を恵み、あわれもうと思う者をあわれむ。」

.Grace teaches us that God loves because of who God is, not because of who we are.

 

5.《人生の海の嵐も恐れないで》

私は神に尋ねた。

「なぜあなたは、”困難”の水の中を通らせるのですか?」

神は答えた。

「なぜなら、お前の敵は泳げないからだ。」

【解説】 これは2の続編です。読んで思わずクスリとしましたか? 神様のユーモアのセンスは、超一流ですね。作者は、おそらくこの「私」にあのペテロを見ているでしょう。私たちの人生の海に起こる嵐は、時にはもう沈むかと思うほど、激しいものです。逆巻く波は、あなたを深い水の中に引きずり込もうとします。でも、そこにサタンはいない! 神様が支配なさる水に、敵は一歩も近づけないのです。安心して、ただ「こちらに来なさい」という神のみ声のみを聴いて、一歩一歩、水の中をくぐり抜けてください。必ず主がみ手を差し伸べ、舟の上に引き上げてくださると信じて――。

I asked God, “Why are you taking me through troubled water?” He replied, “Because your emenies can’t swim.”

 

【FBギャラリー】No.49 クリスチャン・ラッセン 「夜の波」