◆他者との平和に生きるための3つの知恵◆

1. 《善い人でいるための覚悟》

善い人でい続けるのは、とても難しいことです。

それはゴールキーパーであり続けるのと似ています。

どんなに多くの敵のボールを防いでも、

人はあなたが取り損ねたゴールだけを覚えているからです。

Being a good person is very difficult. It’s like being a goal keeper. No matter how many goals you saved, the people remember only the goals you missed.

 

2. 《全ての人を幸せにするよりは…》

最も難しい仕事は

全ての人を幸せにすることです。

最も簡単な仕事は

全ての人と幸せに暮らすことです。

【解説】 2つの対照をより際立たせるように、原文のhappyに合わせ、どちらにも「幸せ」という同じ訳語を用いました。日本語としては、後者のhappy withは、「満足している。喜んでいる」というのがよりふさわしい訳語です。「全ての人に満足している。全ての人を喜んでいる。」 つまり、私たちがすべきは、全ての他者(ひと)を幸せにしようと努力することではない。それは土台ムリな話です。そうではなく、自分が接する一人一人との関わりを喜び、満ち足りていること、人の問題ではなく、自分の心のありようの問題なのです。

The most difficult task is to make everybody happy, The simplest task is to be happy with everyone.

 

3.《気遣いに多くの言葉は不要》

気遣いで結ばれる人間関係に

たくさんのおしゃべりは要りません。

柔らかな言葉一つで十分なのです。

気遣いに必要なのは、話す“口”ではなく、

感じる“心”だからです。

A caring relation doesn’t require a large talk! A soft message is enough. Because it’s not the “mouth” that speak. It’s the “heart” that feels.