◆感謝と希望と使命に生きる人生◆

《感謝》

“感謝”は、私たちが手にすることのできる幸せな人生のカギです。

なぜなら、もし私たちに感謝の心がなければ、

どれほど多くのものを持っても、幸せとは感じないからです。

いつも何かを、あるいはもっと多くを望んでしまうからなのです。

~デイヴィッド・スタインドゥル‐ラスト~

Gratefulness is the key to a happy life that we hold in our hands, because if we are not grateful, then no matter how much we have we will not be happy...because we will always want to have something else or something more.

~*~ David Steindl-Rast ~*~

 

《希望》

“希望”とは、人の魂に留まる、羽を持つ生き物。

言葉もなしにメロディーを奏で、

ほんのいっときも、やめることはないのです。

~エミリー・ディキンソン~

【解説】 19世紀のアメリカに生きた、いかにも女性詩人らしいディキンソンの一編の詩ですね。「希望」と聞いて、あなたの心に浮かぶ聖書の言葉は何ですか? 私はまずこの3つです。(引用符“”は筆者)

(Ⅰコリント 13:13) 「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と“希望”と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」

(ローマ5:1-5) 「ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を“望んで”大いに喜んでいます。そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が“希望”を生み出すと知っているからです。この“希望”は失望に終わることがありません」

(ローマ 12:11,12) 「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。“望み”を抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。」

このように、エミリーの詩と聖書の言葉は、“希望”について次のことを教えてくれます。

*“信仰”と“愛”と“喜び”に離れがたく結び付いていること。

*まるで艱難と表裏一体のように、それをも喜び、忍耐する中から“祈り”と共に生まれるものであること。

*やがて神の栄光が現されるかの日まで、決してやむことがなく、失望に終わることもないこと。

希望がなければ、私たちは一日も生きていくことはできません。あなたはいかがですか?

Hope is the thing with feathers that perches in  the soul and sings the tunes without the words and never stops at all. 💗

~Emily Dickinson~

 

《使命(ミッション)》

人生での私のミッションは、

ただ生き延びるだけじゃなく(surviveサヴァイヴ)

目いっぱい成長し続けることよ。(thriveスライヴ)

そのために、

いくらかの情熱と(passionパッション)

多少の思いやりと(compassionコンパッション)

ちょっとしたユーモアと

“自分流”スタイルを持ってね。

~マヤ・アンジェロウ~

【解説】 「使命」などと聞くと、思わず構えてしまいますが、マヤの人生における使命(ミッション)は、十分に可能(ポッシブル)なものでした。(ここで”ははん”と思ってくださいましたか?(笑))彼女は、不幸な幼少期の体験から、人生の辛酸をなめ尽くしたのですが、その彼女にして、このたくましい、肩ひじ張らない、“生きることの達人”のような使命感が生まれたのですね。あなたの人生のミッションは何ですか?(なお、優れた文筆家でもあった彼女の文章は、いつも翻訳者を“泣かせ”ます。到底その原文のエスプリは出せないからです。それでも何とか無い知恵を絞り、押韻はそれぞれの行の最後に出してそれと分からせ、4つ出てくるsomeは、同じ訳語でもいいのですが、「いくらかの」「多少の」「ちょっとした」「“自分流”」と訳し分けてみました。)

My mission in life is not merely to survive, but to thrive;

and to do so with some passion, some compassion, some humor, and some style.

~Maya Angelou~