◆平安に今日を生きるための5つのカギ◆

1. 《神は“万有所有者”と知れ》 

キリスト者の理念: 神は、全てのものごとの絶対的な所有者である。

~クローヴィス・G・チャペル

【解説】 これは、神様が万有の創造者であることを考えれば、当然の帰結ですね。“所有者”の原語ownerは、今どきは”オーナー”という外来語としても使われています。オーナーの権力は絶対です。神様が万物の所有者であるということは、神様が“万事の究極の解決者”でもあるということです。あなたは、そのことを人生のどんな局面の中でも、心から信じ、委ねていますか?

“The Christian idea is this: that God is the absolute owner of all

things.”– Clovis G. Chappell

 

2. 《「おはよう」に思いを込めよ》

朝の挨拶は、ただ「おはよう」と口で言うだけではありません。それは、「朝、目が覚めた時、あなたを忘れずに覚えています」という“沈黙のメッセージ”なのです。

【解説】 現実には、毎朝のことともなれば、なかなかそこまでの思いを込めることはないかもしれませんが、“そうなんだ。今度は、そういう気持ちで言ってみよう”と思うだけで、声の調子が変わってきます。そして、続けて「今朝はどう?」「よく眠れた?」などのひと言も自然に出てくるのではないでしょうか? それは、朝一番から始められる、最も簡単な恵みのシェア=分かち合いです。なぜなら人は、“この人は気にかけてくれてる”と思うだけで、その日一日を生きる力を与えられるからです。

Morning greetings doesn’t only mean saying Good Morning, it has a silent message saying “I remember you when I wake up.”

 

3. 《「危機」から“ピンチはチャンス”と知れ》

Crisisクライシスを漢字で「危機」と書くと、この言葉は二つの漢字で成り立っています。「危」は“危険”を表し、「機」は“機会”を表すのです。

~ジョン・F・ケネディ―~

【解説】 ケネディーは尊敬する偉人の一人に、あの米沢藩の財政を立て直した名君主上杉鷹山を挙げるほどの日本通でした。その彼から漢字で「危機」の意味を学ぶのもまた一興ですね。人生には様々な危機が訪れますが、この危機を我が身に降りかかった不幸、不運のマイナス経験として落ち込み、打ちひしがれるか、これを機にさらに飛躍するために神様が備えてくださったプラスの機会=チャンスとして捉えるかは、私たち次第です。そのカギは、あのローマ書8:28を心に銘じて神に依り頼む“信仰”ですね。

(ローマ 8:28)

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

When written in Chinese, the word “crisis” is composed of two characters – one represents danger, the other represents opportunity. – J. F. Kennedy (1917-1963)

 

4. 《裁きは少なく、愛は多くあれ》

この世で、汚れなく完全な人は一人もいません。

もしあなたが人の小さな失敗のゆえにその人を避けていたら、

あなたはいつも孤独でいることになります。

だから、裁くこと少なく、愛すること多くありなさい。

No one in this world is pure and perfect. If you avoid people for their little

mistakes you will always be alone. So judge less and love more.

 

5. 《赦し、忘れよ》

人を赦すとき、あなたは癒やされます。

忘れるとき、あなたは成長するのです。

【解説】 これは、上記3からつながり、そこから当然導かれることですが、私たち一人一人に神様がお約束くださる真実です。私たちの心が病み、癒えないのは、心の深いところで誰かを赦していないところに原因がある場合があります。それに気づいたら、その人を、また赦せないわけを神様のみ前に持ち出して、ともかくそのまま明け渡してしまいましょう。そして忘れるのです。“忘れる”と訳した原文のlet goレットゴーは、“手放す、解き放つ、行かせる、そのままにする”ということ。あとは神様の領分です。ほんとに不思議なことですが、あなたの心から、あれほど相手を赦せず苦しかった思いがウソのように消えます。一方で神様は、相手の人の心にも、働きかけてくださるのです。そして必要なら、その人から和解の手を差し伸べさせてくださいます。そのときあなたは、“赦すことは恵みである”ことを実感し、信仰の成熟への階段を一段上れるほどに成長した自分を見いだすことでしょう。

なぜなら、”赦し”はあの主イエス・キリストの十字架から始まり、“赦す”ことは神様のご性質そのものだからです。

When you forgive you heal. And when you let go you grow.

 

【FBギャラリー 39】 ライザ・オーガー 「華やぐ時」