◆人を大切に生きるための3か条◆

1.《こんな彼なら完璧です》

女性たちへ

もし彼があなたを笑わせ、

あなたの額にキスをし、

「ごめん」と言えるなら――。

努力をし、

あなたの手を握り、

あなたを幸せにするために一生懸命働き、

あなたの幸せのために あれこれしてるなら――。

信じられないかもしれませんが、

彼は十分に申し分のない人です。

【解説】 いかがですか? 最後の1行は、直訳すれば、「彼は全く完璧です」となります。そこには、「他に何ができなくても、他のことはどうであっても」というニュアンスが込められています。私は…恥ずかしながら、天国の妻に「僕はどうだった?」と聞いてみたいです。訳しながら、私の心に響いてきた聖句はこれでした。

(Ⅰペテロ 4:8) 「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」

(コロサイ 3:14) 「そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。」

Ladies: If he makes you laugh, kisses your forehead, says he's sorry. Makes an effort, holds your hand, works hard to make you happy and attempts to make you happy. Then believe it or not, he’s quite perfect.

 

2.《あなたのダイヤを失わないで》

あなたを心に懸け、世話してくれる人を

決して ないがしろにしてはいけません。

なぜなら、いつの日か、

あなたは自分が石を集めるのに忙しすぎて、

ダイヤモンドをなくしたことに気づくからです。

【解説】 ダイヤは、いつもキラキラ輝いて、一目でそれと分かるとは限りません。石ころの中に紛れていれば、それらしきものを注意深く拾い上げて、よく磨いて初めてそれと分かるのです。その観察を怠って、価値のない石ころとして投げ捨てたら、かけがえのないあなたの宝物は、永遠に失われます。ここまで書いた時、私の心に浮かんだのは、あのイタリア映画の名作「道」のラストシーンでした。生前はさんざんいじめ、愛情のかけらも示さなかったジェルソミーナが死んだ時、その無垢の魂と彼への愛に初めて気づいたザンパーノは、独り浜辺で号泣するのです。あなたの人生で、隠れたダイヤモンドのような人を、大切にしてあげてください。時が残されているうちに。遅すぎないうちに――。

Never ignore a person who cares for you. Because someday you’ll realize you’ve lost a diamond, while you were busy collecting stones.

 

3.《あなたの傷を金の輝きに》

日本では、欠けた器はしばしば金で補修されます。継ぎ合わされた“傷口”は、加工され独自の価値を持った一つの器と見なされ、新たな美しさをもたらします。あなたの心が傷ついたときは、このことを思い出してください。

【解説】 大切な器も、人の心も、傷つき壊れたときは激しく痛むものです。でもそれは、かけらをつなぎ合わせて、再び元に戻すことができます。傷は残りますが、その傷口は、以前より強固になり、さらに“金”の輝きを放つことができるのです。私は今、突然に妻を失って粉々に砕けたかと思うような自らの心の空洞を、少しずつ埋めようとしています。私にとっての“金”の補修剤は、祈りであり、神のみ言葉であり、皆様のとりなしの祈りとお示しくださったお気遣いであり、妻と過ごしたかけがえのない49年間の思い出です。そして私の願いは、主のために懸命に生きた妻の面影が、生前はお会いすることのなかった多くの皆様の心に、たとえかすかでも金のように光を放ってとどまり、皆様の主に在るいのちの輝きを増し、み名があがめられますようにということです。

In Japan, broken objects are often repaired with gold. The flaw is seen as a unique piece of the object’s history, which adds to its beauty. Consider this when you feel broken.