◆他者との良き関わりの中で生きるための5つのカギ◆

1. 《人を選ばば言葉より行為で》 

私が人生で学んだ最も大切なことの一つは、“人の言ったことはほとんど無視せよ”ということよ。

その代わり私は、その人が何をするかをよ~く見てるわ。

~アマンダ・パターソン~【解説】 私たちはどうしても、その人の言った“言葉”でその人を判断します。特にクリスチャンは、“隣人を愛する”という大前提で生きていますので、人をまず無条件で信用してしまうのです。でもそこには、サタンの付け入る大きな罠がいつもあります。私もそのために、一生に関わるような大きな損失を負いました。その人が自分の言った言葉どおりに生きているか、行動しているか、よく見極めて判断することです。

One of the most important things I’ve learned in life is to ignore most of what people say. I watch what they do instead.

– Amanda Patterson

 

2. 《まず受け容れて真理を語れ》

ほとんどの人は真理を求めていないというのは悲しい現実です。彼らは、自分が信じていることは真理だという再保証が欲しいだけなのです。

【解説】 原文のtruthトゥルースには、「真理」「真実」という意味がありますが、上記の言葉は、ほんとに悲しい“真実”です。ご自身のことを考えても、“ああ、ほんとにそうだな”とうなずけるのではありませんか? そのような人々に、私たちは唯一、まことの真理であるイエス・キリストを証ししなければならないのです。そのときには、相手の言うことが、たとえ間違っていても、まず受け容れることです。決して頭からそれを指摘してはいけません。人は、“まず自分自身が(自分の考えでなく)受け容れられた”と感じるときに、心を開くのです。そこから、寛容と忍耐をもって、終始相手の立場に立って共に考えながら、人間の自己中心性と、イエス様の十字架に現された徹頭徹尾“他者志向”である神の愛を伝えましょう。「この愛の中にある真理が、あなたを本当に自由にするのです」(ヨハネ8:32)と――。

(ヨハネ14:6) 「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」

The sad reality is that most people don’t really want the truth. They just want reassurance that what they believe is true.

 

3. 《自分のいるべき場所を見極めよ》

自分が喜んで受け入れられる場所に行きなさい。(celebarate)

―我慢して置いてもらえる場所ではなく。(tolerate)

もし彼らに、あなたの本当の力と真価が分からないなら、

それは新たなスタートを考えるべきときです。

【解説】 原文のcelebrateセレブレイトとtoleratgeトラレイトはお分かりのように韻を踏んだ修辞です。直訳すれば「祝う。褒めたたえる」「黙許する」ですが、分かりやすく砕いて訳してみました。

長い人生には、“再出発”が必要なときが必ずあるものです。一度限りの人生、自分のいるべき場所を間違えたまま、要らざる心の苦しみの中で無駄にしてはなりません。あなたに、ご自身のみ名のために必要なたまものをお与えになった神様は、そのたまものを最もよく生かせる環境をも、きっと備えてくださいます。祈りをもって一歩を踏み出すことです。次の一歩は神様が手を取って導いてくださいますから――。

Go where you are celebrated – not tolerated. If they can’t see your true value and worth, then it’s time for a new start.

 

4. 《人に期待せず、神に期待せよ》

君がその人にしてあげたと同じように、君にもしてくれると思ったら、エラくがっかりすることになるぜ。

誰もが、君とおんなじ心を持ってるわけじゃないんだから。

~クリスチャン・ベイル~(アメリカ俳優)

【解説】 彼の言っていることも、この人生の現実の一つですね。人に何かをしてあげるときは、決して見返りを期待しないこと。―でもそこには、クリスチャンに約束されたすばらしい“天の報い”が待っています。あなたの愛の行為は、たとえどんなにささやかでも、天に積まれ、ただ神様が評価してくださるのです。“神は見ておられる。神様は全てご存じ”。だから、それを行った瞬間に、もう忘れることです。思いがけないときに、思いがけない方法で、神様は報いてくださいます。――そのことをこそ期待しましょう。

(マタイ6:3,4) 「あなたは、施しをするとき、右の手のしていることを左の手に知られないようにしなさい。あなたの施しが隠れているためです。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。」

You’ll end up really disappointed if you think people will do for you as you do for them. Not everyone has the same heart as you.

– Christian Bale

 

5. 《“自分”という器をまず満たせ》

あなたは、空っぽのコップから注ぎだすことはできません。

まず自分自身を良きもので満たしなさい。

【解説】 ここまで他者との良き関わりについて述べてきましたが、その”締め”、そしてその“力の源”はこれです。あなたからの良きもので人々の心を潤そうと思ったら、まず自分自身が満たされなけばなりません。人としてより良く人生を生きるのに必要な全ての良きものは、神様から、そのみ言葉である聖書から頂くことができます。かく言う私も、主のあわれみによって救われた57年前から今日までの、数えきれない祝福の中から、ほんの少しばかりを皆さんにシェアさせていただいています。それは召されるまで、受けて分かつ“現在進行形”です。

(ヤコブ 1:17) 「すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。」

You can’t pour from an empty cup. Take care of yourself first.

 

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