◆輝いて生きたい女性に贈る6か条◆

1. 《女性が真に望むもの》 ある男性たちは、女性は相手の男から、お金、車、贈り物を望んでいると思っています。けれど分別ある“ホンモノ”の女性は、彼の時間、努力、情熱、正直さ、忠実さ、ほほ笑み、そしていつも彼女を第一にする道を選ぶことを望んでいるのです。

Some men think women want money, cars and gifts. But the right woman wants a man’s time, effort, passion, honesty, loyalty, smile, and his choosing to put her as his priority.

 

2. 《夫(つま)を選ばば…》 “あなた自身”にとって良い人をお選びなさい。あなたの“両親”にとってではなく、あなたの理想の“イメージ”にとってでもなく、あなたの“銀行口座”にとって良い人でもありません。あなたの人生を、情緒的に満たしてくれる人を選ぶのです。

Choose a partner who is good for you. Not good for your parents. Not good for your image. Not good for your bank account. Choose someone who’s going to make your life emotionally fulfilling.

 

3. 《独身であるということ》 “独身”というのは、“状態”のことではありません。それは、ふさわしくない人に頼ることなく、人生を十分に楽しめるほど強い人を表す言葉なのです。

Single isn’t a status. It’s a word that describes a person who is strong enough to enjoy life without depending on the wrong people.

 

4. 《女性のスゴさを再認識する》 私は、“女は男と対等だ”という風を装う女性は、愚かだと思う。女性は、男などよりはるかに優れているし、これまでも常にそうだったのだ。女性は、なんであれ男から与えられたものを、ずっと良いものにつくり変えてしまう。もし“精子”を与えれば、君に“赤ちゃん”を贈呈する。“家”をつくってあげれば、“家庭”を備えてくれる。“食料”を提供すれば、“食事”を用意してくれる。“ほほ笑み”を投げかければ、彼女は自身の“心”を差し出す。女性は、なんであれ与えられたものを、増やし、大きくしてくれるのだ。だから、くだらないものを与えようものなら、何倍ものしっぺ返しを食らうことを覚悟しておきたまえ!

~ウィリアム・ゴールディング(イギリスの小説家、脚本家、詩人 1911-1993)

I think women are foolish to pretend they are equal to men. They are far superior and always have been. Whatever you give a woman, she will make greater. If you give her sperm, she will give you a baby. If you give her a house, she will give you a home. If you give her groceries, she will give you a meal. If you give her a smile, she will give you her heart. She multiplies and enlarges what is given to her. So, if you give her any crap, be ready to receive a ton of shit!

William Golding (British novelist, playwright & poet 1911-1993)

【解説】 イギリス流ウィットにあふれた、女性礼賛の辞ですね。ちなみに本文に訳出するのをはばかられる最後の文章を直訳すると、こうなります。「だから、女性に向かってウンチを投げるなら、投げ返された1トンもの糞で全身クソまみれになるのを覚悟したまえ。」(!)

 

5. 《女性の真の美しさ》 女性の美しさは、身にまとう衣服や、立ち居振る舞いの容姿や、髪をとかす仕草などにあるのではありません。女性の美しさは、その“目”に現れます。なぜなら、目は彼女の“心への入り口”であり、“愛”が宿る場所だからです。女性の本当の美しさは、その魂に映し出されるのです。それは、彼女が愛を込めて差し出す心遣いであり、身をもって示す情熱です。そして女性の美しさは、年月だけが増し加えてくれるものです。

~オードリー・ヘップバーン

The beauty of a woman is not in the clothes she wears, the figure that she carries, or the way she combs her hair. The beauty of a woman is seen in her eyes, because that is the doorway to her heart, the place where love resides. True beauty in a woman is reflected in her soul. It’s the caring that she lovingly gives, the passion that she shows and the beauty of a woman only grows with

passing years. – Audrey Hepburn

【解説】 これが、あの一世を風靡する美貌を持ったオードリーの言葉です。事実彼女は、若い頃の見た目の美しさには目もくれず、晩年、ユニセフの親善大使として、アフリカ、南米、アジアの恵まれない人々のために、持てるもの全てをささげたのです。その内なる美しさは、増えるしわの数と共に、輝きを増していきました。

 

6. 《砕かれて得る美しさ》 彼女は、もはや砕けることはありません。彼女は、以前よりも、より賢く、より美しい“別人”になったのです。神様が、彼女の砕けた心の破片を取り上げて、新しくつくり変えてくださったからです。

She is not broken anymore, she is stranger, wiser and more beautiful than before because God took her broken pieces and made her new again.

【解説】これはもちろん比喩ですね。「砕かれた」と訳したbrokenブロークンは、「けがをする、骨折する、破産する」という身体的・経済的な意味もありますが、「壊れる、破れる、くじける、衰弱する、打ちひしがれる」という精神的、霊的なダメージをもさす言葉です。ここでは後者の意味で使われていますね。男女にかかわらず、人は、一度粉々に砕かれると、内なる美しさが増します。神様がその痛みのかけら一つ一つを、十字架の血潮で洗ってくださり、再びしっかりと組み立てて、二度と砕かれない器にしてくださるからです。

 

《訳者ひと言》 今日の言葉は、実は2月初めにお分かちしようと用意していました。そこへ、突然の妻の召天の出来事が起こりました。今改めて訳し終え、いろいろと亡き妻の在りし日に重なる部分があることに気づきました。妻は弱い器でしたが、彼女と半世紀を共にすることによって、弱さの中にある強さを教えていただきました。体重は終生40キロを超えることはなく、背中には大きな手術跡が左右にありましたが、救われ、生かされている感謝にあふれた顔は美しく、とりわけ記憶力の弱まり始めた最晩年の1年は、心は日に日に穏やかに、私や周囲の人々への感謝と尊敬と謙遜を増して、内から輝いていました。あの“心の美しさ”が、今もたまらなくいとおしく、懐かしくてなりません。どうぞこの記事を、彼女へのオマージュとしてもささげることをお許しください。

 

【FBギャラリー 31】  「窓辺の読書」