ああ神様、お与えください――
純粋で、泉のように澄み切った幼子の心を。
決して悲しみをとどめたままにしない単純な心を。
自らを与えることを主の誉れとし、あわれみあふれる柔らかな心を。
決して受けた良きことを忘れず、
悪しきことに恨みを抱かない誠実で寛大な心を。
いかなる見返りも求めずに人を愛し、
いかなる恩知らずにも心を損なわれず、
いかなる無関心にも疲れを覚えない
おおらかで不屈の心を。
イエスの愛に貫かれた心を。
この願いは、天においてのみ満たされることを信じつつ…
ああ主なる神よ、あなたの愛するみ子の思いと心をお与えください。
―フランスのある祈り—
【解説】 世に何十、何百という優れた祈りがありますが、高きに過ぎず、深きに過ぎず、“自らの祈り”として繰り返し口に唱えたい祈りは、それほど多くはありません。私にとっては、この祈りはその一つですが、あなたにはいかがですか? これは、あのアッシジのフランチェスコの平和の祈りにも、マザー・テレサの祈りにも通じることですが、そこに相通ずるのは、“イエス様の心を私の心とさせてください”という切なる願いでしょう。この一つ一つの求めは、主イエス・キリストが、その地上の生涯において、そして今も天で、言葉と行いにおいてお現しになっておられることだからです。
Grant me, O God,
The heart of a child, pure and transparent as a spring;
A simple heart, which never harbors sorrows;
a heart glorious in self-giving, Tender in compassion;
A heart faithful and generous, which will never forget any good, or bear a grudge for any evil.
Make me a heart gentle and humble, Loving without asking any returns, Large-hearted and undauntable, which no ingratitude
can sour; and no indifference can weary.
A heart penetrated by the love of Jesus.
Whose desire will only be satisfied in Heaven.
Grant me, O Lord, the mind and heart of thy dear Son.
A French Prayer
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