●プロローグ: 人生には、良きことも、悪しきこともあります。その中の、ほんの3つほど、挙げてみますね。
1. 《怒りと諦め》 善良な心を持つ人ほどに、最悪な人生を通らされる人間はいない。
【証し】訳者は、最近までの過去3年間、3件もの国際詐欺に遭遇して、妻と二人の老後の資産を洗いざらい搾り取られてしまいました。彼らは全て、私がキリスト者で、英語もできること、また私の弱者支援の善意をFBで知ったうえで、クリスチャンに成りすまして近づきました。そして、あらゆる法的書類を巧みに偽造して、専門家でなければ見抜けない周到なアプローチで、私の善意を甘い言葉で励まし、最後の1円に至るまで送金を迫ったのでした。――これが“人生”です。
Nobody goes through more crap in life than a person with a good hert.
2. 《哀しみ》 最初の“喪失”のショックのあと、哀しみは波のように寄せてきます。車を独りで運転しているとき…、皿洗いをしているとき…、仕事に出かけようとしている矢先…、全く突然に、哀しみはあなたを襲うのです。誰かを失った悲しみは、これほど深く、大きなものなのか――。はっと息をのみ、涙が流れ落ち、悲しみのあまり体まで痛みを感じるほどです。~ニコール・ガーバート~
【解説】 このような体験をなさった方には、この言葉は、まざまざとその時のことを思い出させるでしょう。“時”は、最初のショックは薄れさせてくれますが、本当に何気ない時に、“哀しみの波”はあなたの心に寄せてきます。――これもまた“人生”です。
Grief, after the initial shock of loss, comes in waves… When you’re driving alone in your car, while you’re doing the dishes, while you’re getting ready for work… all of a sudden it hits you – how so very much you miss someone, and your breath catches, and your tears flow, and the sadness is so great that it’s physically painful.
– Nicole Gabert
3. 《それでも私は…》
人には“善きこと”をなさい。
それは、
思いがけないかたちで
あなたに返ってくるのですから――。
Do good for others. It will come back to you in unexpected ways.
●エピローグ: この記事のオリジナルサイトは、クリスチャンサイトではありません。ですから、ただ人生の実相をありのままに語るだけです。訳者があえてそれを取り上げ、皆さんにご紹介しているのは、現実の人生の苦しみ、痛み、哀しみが、あなただけのものではないことを知ってほしいことと、それにもまして、あなたの人生の重荷を全てご存じのお方がいることに思いを馳せていただきたいからです。かく言う私は、3つ目の言葉を、そのお方からの言葉として受け止めています。あなたもそうでありますように。――それが“信仰”です。
(マタイ11:28-30) 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」
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