私の道に、暗い影がよぎっていた。
だが私はそこを通り抜けた。
陰はあるのに全く目に入らなかったのだ。
なぜだろう?
私の目は、かなたの強い光に注がれていた。
だから私を苦しめ悩ます暗い影に、
気づかなかったのだ。
【解説】 19世紀の大伝道者スポルジョンの文章は、格調高さの反面、やや近寄りがたい雰囲気もありますので、今回は詩文体で訳してみました。
誰の人生にも“影”はあり、ときどき私たちの前をよぎり、時には長いこと立ちはだかります。それは私たちを苦しめ、悩まし、悲しませます。でも、そこを通り抜ける道が1つだけあります。それは、その影のかなたの“光”にしっかりとフォーカスを当てて、それから目を離さずに、一歩一歩進んでいくことです。先が見えないような暗い影にさえ気づかせないほどの、強い“上よりの光”こそ、私たちの主、イエス・キリストです。
(ヨハネ8:12) 「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」
A dark shadow fell across my road, but I passed through it. I hardly realized it was there. Why? I had my eyes fixed on a strong light beyond, and I did not notice the distressing dark shadow.
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