◆主よ、忍耐を与えてください◆

愛する主よ、

あなたのご計画を、私の人生の中で

ことごとく成し遂げてくださるまで、

私に忍耐することを教えてください。

それは、あなたなしにはできないことです。

 

【解説】 全知全能の神様は、私たち一人一人に対するご計画を、私たちが形づくられる前から、“永遠の今”において、全て立て終えておられます。それを、目の前のスクリーンに、一目で分かるようにプレゼンしてくださったら、どんなにいいでしょう! でもそれは神様の方法ではありません。そもそもそんな人生は、恐ろしく退屈で、つまらないものに違いありません。私たちは、明日が分からないからこそ、不安がある半面、“きっといいことがある”と期待して毎日を歩めるのです。でも時として私たちは、それまでにない新しい局面を迎えることがあります。あなたの人生への神様の設計図には、山もあれば谷もあるのです。とりわけ“暗い谷間”に下っていくとき、私たちは不安と恐れに駆られます。「どこまで続くんだろう?」「これは本当に神様のご計画なんだろうか?」「もっと別の道があるんじゃないのかしら?」 そして、待ちきれずに、自分で良しと決めた別の道に突き進んでしまうこともあります。私自身が、その体験をしました。「これは主のご計画だ」と早合点して、み言葉からの確信や、信仰の友や師の助けを仰ぐことなく、いえ、その助言を無視さえして、暗闇の中を模索し続け、とうとう“これは神様のご計画ではなかった”とはっきり分かるまで、3年もかかりました! でも神様は、あわれみ深いお方です。”脱出の道”を備えていてくださったのです。

私たちに最善の道を歩ませるための神様のご計画は、神様のお助けと導きなしには、絶対に実現することはできません。このことを通して私が教えられたのは、次のことでした。

① 人生の新しい局面に立たされたときは、まず静まって祈ること。み言葉をよく読み、信頼できる師や友に相談し、祈っていただくこと。

② そして内なる確信が与えられるまで、静かに待つこと。決して焦ってはいけません。それは時には長くかかるかもしれません。でも忍耐して待ちましょう。ここで「さぁ、これこそ神のみ心だ。今すぐやってみなさい」とささやくのは、これでイエス様をさえ陥れようとしたサタンの、“とっておきテクニック”です。

③ やがて神様のみ心が、はっきりと示される時が来ます。それは、しばしば、あなたの思い描いたものとは違う場合があるかもしれません。でも、そこに平安と、内よりの揺るがない静かな“促し”があるとき、あなたは全てを委ねて一歩を踏み出すことができます。次の一歩は主ご自身が導かれます。あなたの前に、“主のご計画の道”は、間違いなく開かれるのです。

 

(ヘブル 10:36)

「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」

 

Dear Lord, help me to be patient as you bring your plan in my life

to its fullness. I can’t do this without you.