◆満ち足りるということ◆

それゆえ、”充足”とは、“神のうちに安らぐ心”が生み出すものです。

それは、あらゆる理解を超えた“平安”に対する“魂の喜び”です。

それは、私の意志を、神のご意志に従わせたことの結果です。

それは、神が全てのことを良きになされるということ、そして今この時にも、私の究極的な益のために、全てのことを相働かせておられることへの、“至福の確信”なのです。

~A.W. ピンク~

 

(ピリピ4:6) 「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」

(ローマ 8:28) 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

 

【解説】 以前ご紹介していたこのコラム(オリジナルはChristian Devotional Readings)を、再開することにしました。どうぞ味読なさって、皆様の魂の糧になさいますように。

アーサー・W・ピンクは、アメリカのムーディー聖書学院に学び、アメリカで牧会したのち、母国に帰り、月刊「聖書の学び」の主幹として、生涯を聖書に基づく正しい信仰理解の啓発にささげた20世紀イギリスの伝道者、聖書教師です。彼は、“20世紀に生きたピューリタンの生き残り”と言われますが、いよいよ世俗主義の進む現代において(それは教会の中にまでじわじわ浸透しています)、上記の言葉を含む、“真の霊性”への模索は、私たちにとって、本当に必要なことではないでしょうか。

 

Contentment, then, is the product of a heart resting in God. It is the soul’s enjoyment of that peace that passes all understanding. It is the outcome of my will being brought into subjection to the Divine will. It is the blessed assurance that God does all things well, and is, even now, making all things work together for my ultimate good.

A.W. Pink