◆”命”に格差がありますか?◆

“ある命は価値が少ない”という考え方が、

この世界のあらゆる悪の根源なのです。

 

【解説】 「悪」と訳した原語wrongロングには、「不正、誤り、不当な行為、虐待」という意味もあります。ズバリ言ってそれは「罪」と同義語です。“命の尊厳”(どんな命も、神様が創られたものであるゆえに貴い)を説いたのは暗黒大陸アフリカで、非衛生と貧困のゆえに奪われていく原住民の命を救うために全てをささげたアルバート・シュヴァイツァー博士ですが、一方では、アーリア民族至上主義の狂気に駆られ、600万のユダヤ人を、“価値なき命”として抹殺しようとしたヒトラーも、南ア連邦のアパルトヘイトも、その他、人類の歴史上のあらゆる戦争、迫害も、この誤った人種差別主義のもたらした悲劇でした。けれども、この“命に格差をつける=命の値踏みをする!”考え方は、この世界で誰よりも己を第一にし、他者を見下そうとする人間の“自己中心”の根源的な罪から出ているのです。他人ごとではない。私も、あなたも、この罪を潜在的に持っているということです。これを解決しない限り、地上に悪はなくなりません。そしてこの根源的な罪の解決は、一人一人の命を贖うために、ご自身の貴い命を十字架で捨てられた、イエス・キリストを信じる以外にないのです。

 

(マタイ 16:26) 「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。」

 

The idea tha some lives matter less is the root cause of all that is

wrong with the world.