◆忘れ、赦し、力を得るための4か条◆

1. 《人間の実相を知る》 弱い人が、うわさ話を流す。愚かな人が、それを信じるのだ。【解説】 “弱い人”

とは、人のうわさ話をし、誰かをコケにすることによってしか自分の存在を保てないから弱いのです。

“愚かな人”とは、他人(ひと)の話をうのみにし、自分で正しく人の真価を知る力がないから愚かなのです。これは、人間の実相を伝えていますが、それ以上に、「あなたはそんな人ではないでしょうね?」と暗に問いかけていることをお忘れなく。

Weak

people spread rumors. Stupid people believe them.

 

2. 《復讐は神に任せる》復讐のために時間を無駄にしてはいけない。あなたを傷つけた人は、結局は、まいた種を自ら刈り取ることになる。

【解説】 “怒り”“復讐心”は、”負のエネルギー”を生み出します。それはすさまじいもので、瞬間的には人を殺すほどに爆発しますし、時には何十年も、その人を“地獄”の中で生かす力になります。けれども、一度限りの人生の中で、それはなんと大いなる“命の無駄遣い”でしょうか。原文の最後にあるkarmaカルマは、ヒンドゥー教の“業(ごう)”、因縁、仏教の因果応報を意味し、”自分の業に直面することになる”となりますが、キリスト教的に、“まいた種を刈り取る”と訳してみました(ガラテヤ6:7)。心すべきは、人が復讐のために生きるとき、それは、傷つけた人だけではなく、復讐しようとする人の人生をも、“業”の中に閉じ込めてしまうことです。復讐は、ただ一人、絶対的に義であるお方に任せなければなりません(ローマ人への手紙12:19)。

Don’t waste your time on revenge. Those who hurt you will eventually face their own karma.

 

3. 《良きことは今日の内に》明日何が起こるか、私たちは知らないのだ。だから、長い間、”怒り”の中にとどまっていてはいけない。赦し、心を込めて愛するすべを学びなさい。あなたを嫌いな人について、気に病んだりしないこと。今を楽しむのだ。

【解説】 “人を赦し、心を込めて愛する“ことは、自己中心の人間にとって、あらゆる人生の課題の中で、“最も難しいこと“です。そして、この“すべ”を最も正しく、実践できるまでに学ぶ道は、「聖書」の他にはありません。ただ一人、その究極の愛を十字架の上でお示しになられた、イエス・キリストのみ足の跡をたどることによって、それは初めて可能になります(Iペテロ2:22-25)。。

We don’t know what tomorrow will bring. So, don’t stay mad for too long. Learn to forgive and love with all your heart. Don’t worry about the people who don’t like you. Enjoy.

 

4.《赦せ さらば力を得ん》 赦しは、あなたのチカラを取り戻す!

【解説】 “赦す”という言葉は、人間的には、何か“損失”の響きを持っています。「あの人のせいで、これほど苦しんだ。これほど損をした」―そんな人を赦すことは、何か、一方的に、大きなものを失った気がする…。ところがそうではないのです。それは逆で、“赦す”ことは、上記2で無駄に費やしていたエネルギーを回復することであり、“人を赦せた!”という喜びと、その時から再びあなたの心を満たす神様からの平安とで、あなたの霊的なパワーは倍加するのです! これを体験できたら、あなたはキリスト教信仰の、最もコア(核)の部分を、しかとつかんだことになります。その決心がついた方に、主の祝福がありますように――。

Forgiving takes your power back.

~ブライアント・マッギル~ Bryant McGill