◆”可能性思考”のキモ◆

自分自身を信じなさい!

自分の能力を信じるのです!

自分に備えられた力に対する

謙遜な、しかし無理のない確信なしには、

あなたは成功することも、幸せになることもないのです。

~ノーマン・ヴィンセント・ピール

 

【解説】 “可能性思考”(Possibility thinking)、あるいは“積極的考え方”(Positive thinking)の第一人者、ピールの言葉です。圧倒的に支持する人もいる一方、あまりに楽観的で、人間の弱さに目をつぶっていると批判する人がいるのも事実ですが、私は彼の考えを支持します。それは第一に、彼の言葉は、単なる自己能力を最大限に引き出すための“自己暗示療法”などではなく、その背後には、一人一人の人間を、その人独自のたまものを持ったものとして創られた神に対する信仰に基づいているからであり、第二に、“謙遜な、しかし無理のない確信”とあるように、そこには全能者を畏れるへりくだった思いと、自分の能力に対する過信を戒め、

“これならやれる”という己をよくわきまえた確かな決意があるからです。それは、神のみ前での内省と祈りの中でのみ示されるものです。これが真の“可能性思考”です。それは“神なし”の人間能力絶対志向ではなく、人間の弱さを見据えたうえでの、“神の絶対志向”なのです。

 

(ピリピ 4:13) 「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」

 

Believe in yourself! Have faith in your abilities! Without a

humble but reasonable confidence in your own powers you cannot be successful or happy.

~Norman Vincent Peale~