◆涙と、ほほえみ◆

私の“口”が、この苦しみを言い表す言葉を

どうやっても見つけられないとき、

“涙”は、私の心を語っているのです。

 

痛みの大きさを量るのは、

流す涙の多さだけとは限りません。

時として、それを隠す

“偽りのほほえみ”の多さかもしれないのです。

 

私、

私のこと好きじゃない人に

ほほ笑むの、好きです。

 

(ローマ 12:15) 「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。」

(マタイ 5:9) 「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」

 

【解説】 3つの別々の言葉を、オリジナルポストのまとめ編集に合わせて、一連にしてみました。それなりにつながるのが不思議です。涙とほほえみには、相関関係があるのですね。私たちは、その人の涙を見たときに、言葉も出ない痛みの深さを推し量り、その人のほほえみを見たときにも、ひょとしてその陰に隠されている苦しみに思いを寄せられる人になりたいと思います。私自身、人の痛みにあまりにも鈍感ですから、ご聖霊様に介在していただかなければなりません。三連目の最後は、口調は変わりますが、このかわいいイラストに合わせてみました。このほほえみは、きっと相手の人の氷を少しずつ解かしていくことでしょう。敗戦73年目の8月、私たちは、まず自らが「平和を創り出す人」になる誓いを新たにせねばなりません。“ほほえみ”から始めましょう。私たち大人が、この子のように、“敵対者”になんのわだかまりもなくほほえむことができるためには、あのイエス様の存在が、あの十字架のご愛がマストです――。