◆こんな生き方を目指しませんか?◆

1.全部分からなくていいのです

全てを自分で把握しようと、そんなに急(せ)いてはいけません。“いまだ知られざるもの”は、そっと抱きしめて、人生があなたを驚かせるようになさい。

 

【解説】 このタイトルは、こう続きます。「神様は、あなたに起こる全てをご存じなのだから」と――。それで十分なのです。”神様は最善以下はなさらない”という信仰があるなら、あなたに起こる予期せぬ出来事は、一つ一つが、神様からの“ビッグサプライズ”なのです。

 

2. 今をベストに生きること

過去を振り返ることに、もはやあまり興味がなくなったなら、“自分は今、やるべきことをやってるんだ”と思いなさい。鏡の中に映っている、“これまで数々の困難を通り抜けて、それでもしっかり立っている人”を、いつもいとおしんでいくことです。そしてもしあなたが立ち上がろうとしているなら、思いっきり“輝く”ほうがいい。

 

【解説】 これは一種の“逆説”です。私たちは、厳しい人生の現実に直面しては、「ああ、あの頃はよかったなぁ」「あの日に戻れるものなら…」と嘆くのですが、それはある意味、私たちの性(さが)のようなもの。思うまいとするほうが無理です。それよりも、今をしっかり生きることによって、過去に感謝こそすれ、過去をいたずらに懐かしみ、現実をつかの間逃避する必要は、もはや“自然消滅”してしまうのです。そのような力は、神様に生を受けた“自分”を、良いところも、欠けも、丸ごと受け入れて、愛していくところから生まれます。たとえいっときは座り込むようなことがあっても、もう一人の自分が、「さぁ、立って」と内から促してくれるのです。そのときに、あなたはきっと、“輝いて”います。神と直接相まみえたモーセが自分の顔の輝きに気づかなかったように、たとえあなたがそれに気づかないとしても。なぜならその“輝き”は、「起きよ、光を放て」(イザヤ60:1)と言われた、あなたの内なるみ霊の輝きだからです。

 

3.“親切”であることの力を信じること

”親切”(優しさ)という単純な行為は、千人の人が頭(こうべ)を垂れて祈る“祈り”よりも、はるかに力があるものです。

~マハトマ・ガンディー~

 

【解説】 これは、ヒンドゥー教徒として一生を終えながら、他の誰よりもキリストに近い生き方をした人の言葉です。彼は、“祈り”の何たるかを知っていました。その本質と驚くべき力も、形だけの偽善の祈りのむなしさも――。彼の祈りは“行動”だったのです。彼は心で祈りつつ同胞に(思想を異にする敵に対しても)“親切”の種をまき、親切をしながら祈ったのです。それは、あのマザー・テレサにも通じるものです。“親切”は、行動の“祈り”です。それが、なんの意識もせずに、まるで呼吸のように自然にできたら、それは、私たちが生涯をかけて目指すべき、最もイエス様に近い生き方です。

 

Don’t be in such a rush to figure everything out. Embrace the unknown and let your life surprise you.

When looking back doesn’t interest you anymore you’re doing something right. Work on being in love with the person in the mirror who has been through so much but is still standing. If you’re going to rise, you might as well shine.

The simple acts of kindness are by far more powerful than a thousand heads bowing in prayer.

-Mahatma Gandhi