◆良き友である資格◆

(1) どんな友になるべきか?

いいえ、友情というのは、その人が悪いことをしていると知っていても、支えてあげることではありません。そんなのは友情じゃない。それは、その人の”黙認者”になることであり、“共犯者”になることです。“友情”というのは、その人の人生がめちゃめちゃになる前に、「バカなマネはいい加減よせ」と止めるほどに、その人を愛することなのです。

 

【解説】 私の友人で、そんな人がいます。私がみすみすひどい目に遭うのではないか、と心から心配して、自らの身銭を切って、私の行為が法的に問題ないかどうか、弁護士に確かめようとしてくれた人が。もちろん、法的に全く問題はなかったのですが、この主にある友情を、私は一生忘れることはありません。

ちなみに、「黙認者」と訳したenablerイネイブラーという言葉は、人に使う場合、普通には「他人の成功・目的達成などを可能にする人、助ける人、救済者」という意味ですが、もともとは心理学用語で、「助けてあげるつもりでやったことがかえって相手のためにならないようなことをする人。身近な人が悪癖や犯罪などに染まっていくのを黙認・放置している人」という意味で、ここではその意図で使われています。

 

No, friendship is not about

“supporting your friends even when you know they’re wrong.” That’s not a

friendship. That’s being an enabler. That’s being and accomplice. Friendship is

loving someone enough to tell them to stop being a goddamn idiot before they

ruin their lives.

 

(2) どんな友が欲しいのか?

 

私は、自分が何か間違ったことをしたときに、正してくれる人が欲しい。私が何か単純なミスをしただけで去っていくような人は、ごめんです。

 

I need a person who will correct

me if I did something wrong, not a person who will leave me if I do a simple

mistake.