◆”あるべき生き方”へのススメ◆

1) 何もしないことの損失を考える

 

何かをやって失敗したことの“失費”は、何もしないことのそれよりは少ない。

~セス・ゴーディン~

 

【解説】 このcostという言葉には、払うべき代価という意味もありますし、精神的に負うべき犠牲や苦痛という意味もあります。総合的に考えてみましょう。なぜ何かをやって失敗したことの損失は、何もしないことの損失よりは少ないのでしょうか? それは、そこに“ともかく挑戦したんだ”という充足感が残ることと(これは、人生をタフに生き抜くエネルギーになります)、失敗によってその後の人生に役立つ大切なことを学べるからですね。それに対し、何もしないことの損失は、“やらなかった。やれなかった”という挫折感がいつまでも付きまとうだけで、その後の自分の人生に資するものが何も残らないからです。私たちの人生では、“得るものが何もない”ということは、“損失”なのです。イエス様の「タラントの例え」を思い出しましょう。ゆめゆめ、“恐れ”の中で、なしうる最小のことまでもせずに、全てを失ったあのⅠタラントの悪しきしもべになりませんように――。

 

(マタイ 25:29) 「だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。」

 

The cost of being wrong is less

than the cost of doing nothing.

-Seth Godin

 

2) 辞書から“後悔”の文字を消す

 

あなたの人生に起こったことは、それが何であれ、決して後悔しないことです。

起こったことは、変えることも、なかったことにすることも、忘れることもできないのです。

だから、それを“教訓”として受け止めて、前に進むことです。

 

【解説】 私たちの人生で、喜び、笑い、感謝すべきことと、悲しみ、落胆し、後悔することと、どちらが多いかと言ったら、現実には、圧倒的に後者が多いでしょう。「ああ、またやってしまった」「なんで今、こんなことになるの?」と――。でもその現実の中で、あえて「我が辞書に“後悔”の文字ナシ!」と宣言して、何が起こっても、悔やまないこと。逆に、「この中から、大切な“人生学校”のレッスンを受けよう」と腹を決めて、立ち向かっていくことです。それを可能にするのが“信仰”の力です。「これをも用いて、主は必ず益に変えてくださる」という神様への絶対的な信頼です。私たちの人生に起こることは、成功も失敗もどんなことも、神様のプランの中に入れられていて、神様は、それらを全て働かせて、究極的にはあなたの“益”としてくださるのですから。

 

(ローマ 8:28) 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」

 

Never regret anything that has

happened in your life, it cannot be changed, undone or forgotten. so, take it

as a lesson learned and move on.