◆小さな輝きを放って生きる◆

(1) 放つ光は反射する

水晶は、自分に向けて輝く光を反射します。

もしあなたがこの世界に光を輝かせれば、

その光はあなたに向けて輝きを返すのです。

 

【解説】 かなり前の子供賛美歌に、♪私は小さい灯(ひ) 光りましょう 光れ 光れ 光れ♪ というのがありました。私たちの放つ光も、サーチライトや球場の照明のように強力なものでなくていいのです。小さな親切、優しい慰めや励ましや思いやりのひと言が、それを求めている人の心の中に、時にはまぶしいほどの光となって輝き、明日への生きる力が生まれてくるのです。そしてその小さな光は、やがていろいろなところから、自分に向けて返ってきます。ちょうど水晶の輝きが、いろいろな角度で反射するように。“小さな光”の発信元であるあなたは、自分がそれを放ったことも知らないし、人から受けた様々な行為が、実は自分の光の“反射”であるとは、夢にも思わない――。そのような光を放つ者を、神様は何よりも喜ばれます。神の国とは、そのようなものだからです。そこでは、それぞれの放った小さな光は、それぞれの心に反射して次第に輝きを増し、やがて真昼のようになるのです――。(箴言4:18)

 

(2) 光は深いところから

あなたの深いところを、“平安”の存在が満たす道を選びなさい。

 

【解説】 この“平安”という存在こそは、「シャローム 平安があなた方にあるように」(ヨハネ20:19)と言われたイエスのみ霊であり、「多くの世代にわたって隠されていて、いま神の聖徒たちに現された奥義…あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。」(コロサイ1:26,27)と言われた奥義なるキリストです。私たちの放つ光は、この内なるキリストのみ霊の輝きなのです。このお方に全てを委ね、私たちの深いところ=魂がこのお方に満たされているとき、私たちの“存在”そのものが、いつも静かな輝きを放つ光と祝福になります。私たちがなすべきことは、絶えず襲い来るこの世の誘惑に打ち勝って、キリストに心の王座を支配していただく道を“選択”し続けることです。聖書は、その生涯のプロセスを“キリストのかたちなるまで-聖化への道”(ガラテヤ4:19)と呼びます。

 

"A crystal reflects the light that shines into it. If you shine

light upon the world,that light will shine back upon you .

 

"Choose to let a peaceful presence fill the deepest part of

you."