◆私が本当に望むこと◆

(1) “モノ”じゃなく“ソウル”を

 

物質的なものは、心を引きません。

私の心に刻み付けられるのは、

あなたの魂です。

 

(2) 完璧さより、ありのままで

 

彼女は、“欠点のない女”と言われるのが嫌いです。

彼女が聞きたいのは、

“欠点があっても愛されてる”という言葉なのです。

 

【解説】 女性の皆さん、この二つのコメント、いかがでしょうか? 「アーメン」ですか?(もちろんこれは、男女に限らず、主にある“清廉な”心を持った全ての人の望みであるはずです。)

(1) 過ぎゆくつかの間のものは、いっときは人の目を奪っても、いつまでも印象づけられることはありません。(「心を引く」「刻み付ける」「印象づける」と訳した原語は、impressインプレス、もともとは”押印する”という意味です。)人の心の奥にまで届き、いつまでも消えないものは、相手の人の言葉、立ち居振る舞いから醸し出される“魂”の美しさです。聖霊によってあがなわれ、満たされ、きよめられた魂は、互いに響き合い、もはや消し去ることのできないほどに、互いに刻み込まれるのです。

(2) 「欠点がない」「完璧さ」と訳した言語flawlessフローレスには、「傷がない」という意味もあります。心の傷、痛みは、“弱さ”の象徴です。世の人々は、「私は欠点がない。弱さもない。私は完璧」という風に自分を必死に装って生きています。その見かけの“強さ”に、人は近づきがたいものを感じます。本当は傷だらけで、弱くて、心細くて、孤独なのに――。彼女は、キリストを知って、そんなかつての自分を捨てたのです。ありのままに生きていく道を選び取ったのです。なぜなら、彼女は、この一番聞きたかった言葉を、神様ご自身から聞いたのですから。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」と――。(イザヤ43:4)