◆未来は自分次第です◆           ◆望みがかなわないときは◆

今日は、一見、全く正反対のことを言っているようで、実はどちらも限りなく真実な言葉をご紹介しますね。私の、「実現する日がきっと来ます」という同じ言葉を添えて。このどちらからも、あなたが良き力を与えられるよう祈りつつ――。

 

―未来は自分次第です―

あなたの未来を予言する最良の方法は、未来を創り出すことである。

~エイブラハム・リンカン~

 

【解説】 この言葉は、大統領になる前に普通なら立ち上がれないほどの挫折を何度も経験しし、やがてアメリカ史上、最大の戦死者を出しながら、南北戦争に勝利して“奴隷解放宣言”を成し遂げ、反対者の凶弾により56歳の生涯を終えたリンカンにして、初めて言い得た言葉ではないでしょうか。

彼の予言は、”当たるも八卦”的な、いい加減なものではありませんでした。なぜなら彼は、自らの予言の実現のために、全てをかけて主体的にコミット(献身)していったからです。まさしく彼は、歴史を自分の手で創り上げていったのです。彼ほどの偉業を成し遂げる人は、なかなかいませんし、私たちがそうなれるわけでもありません。でも、たとえどんな小さな未来でも、「私はこういう自分になる」「私はこんな家庭をつくる」と思い定め、それに向かって小さな努力を傾けていくなら、やがてその“予言”は実現する日がきっときます。なぜなら、その予言は、未来のある日に、突如として実現するのではなく、その人の中でかたちづくられていくからです。その人の生きる人生の一日一日が、その予言の一部を、自ら創り上げていくのです。

 

―願いがかなわないときは…―

 

時として、人生はあなたが望むものを与えてはくれません。それは、あなたがそれに値しないからではなく、それよりもっと多くのものに値するからです。

 

【解説】 望んだものが与えられ、願ったことがかなえられたら、心から神様に感謝しましょう。でも与えられなかったときは? 「やっぱりみ心ではなかったんだ」と潔く諦めますか? 「まだその時ではないんだ」と、さらに願い続けますか? どちらもありうると思います。私自身も、そのどちらも経験しました。でももう一つ、今日の言葉に耳を傾けて、前向きに“方向転換”する道もあります。(正しくは“上方転換”です!)それは、私たちが、自分が神様から与えられたたまものにまだ気づかず、自分の力を過小評価し、あるいはできるだけ労苦せずに手に入れようとして、目の前の小さな望みで満足しているときです。そんなときには、神様はその道を閉ざされて、別の道をお示しになるのです。み言葉を通して、あるいはあなたの友のさりげない言葉を通してさえ――。これは神様からの“聖なるチャレンジ”です。あなたを創られ、あなたにふさわしいたまものをお与えになった神様だけができるチャレンジです。そう心に響くものがあったら、このチャレンジに全身全霊で応えてください。その新しい望みは、実現する日がきっときます。なぜなら、それは、その力をすでに与え、その時を定めておられる神様の、“実現保証つき”のチャレンジだからです。「あなたにそれを与える。あなたはそれに値するからだ」と――。