◆自分を信じ、自分のやるべきことをやる◆

(1) 自分自身を信じなさい。

 

【解説】 この絵は、「俺はほんとは、とんでもなくデカくて強いんだぞ」という“誇大妄想”を表すものと取ってはいけません。これは、“人は本当の自分のすばらしさを知らない”ことを示しているのです。私たちは、自分が欠けだらけで、弱い存在であることは、自分自身が一番よく知っていますが、それでも根本的に、それも全て含めて、自分自身を“肯定”すべきです。なぜそうできるのか? それは、神様があなたを創られたからです。有名なクラーク博士の「少年よ、大志を抱け Boys, be

ambicious」という言葉がありますが、あの言葉の末尾には、非キリスト教国の日本で、より普遍化させるために削られてしまった、in Christ

Jesus「キリストに在って」という一語があったと言われています。その一語が大切なのです。“私”の創造者であり、主であるお方のうちに在って、自分の全存在を受け入れる。全てはそこから始まります。今日の言葉にも、その意味で、「キリストに在って、自分自身を信じなさい」と読み取ったらいかがでしょうか?

 

(2) あなたにとって正しいこと(良いこと、ふさわしいこと)を行わなければなりません。

誰一人として、あなたの靴を履いて歩く人はいないのですから。

 

【解説】 どんなに正しい、高潔な意見を持っていても、それを誰かが実行してくれるわけではありません。「ちょっとお前の靴を貸せ。かっこいいから、俺が代わりに履いて歩いてやる」とは誰も言わないのです。自らが主の前に静まって、「これはなすべきこと、言うべきこと」と示されたら、まさに“自分を信じて”、一歩行動に踏み出すのです。次の一歩は主が導いてくださいます。

 

《一言》 この二つの言葉をどうしてコラボしてご紹介したのでしょう? それはこの二つに、間もなく新しい年を迎えるあなたが、心に銘ずべき生き方の一貫性があると思えたからです。決して二つともネコちゃんが主人公だったからでは…ありますね、半分は。