◆アドベントに主の再臨を思う◆

天の王座の真ん中におられる“小羊”なるお方は、教会のただなかに帰ってこようとしておられる。

~コーリー・ラッセル~

 

【解説】 今週の日曜日に、「アドベント -愛に満たされる時-」というタイトルで、月に1度の講壇のご用を務めさせていただきました。その時の話の中で、「アドベント」は、待降節(降臨節)であると共に、主の再臨を待ち望む思いを新たにする季節でもあると説明しました。この言葉には、そのような意味もあるのです。

今日の記事は、次のことを教えてくれます。

① 原文では、前半にmidst(真ん中)、後半にcenter(ただなか)という意味の似通った言葉を配して、“小羊”なるお方、イエス・キリストが、今、天においても、やがて地においても、“中心”であられることを表しています。やがて再臨なさる主は、全世界の王の王となられますが、まず何よりも、“教会の主”となられるのです。これは、エペソ人への手紙1:20-23の完成です。

② 原文の後半、is coming backはご存じ、現在進行形です。will come back (some day)「(いつか)帰ってこられるだろう」ではなく、「(今、この時に)帰ってこようとしておられる」のです。

アドベントのこの季節に、主の再臨を、今か、今かと待ち望む(待再降臨!)思いを募らせることは、まことにみ心にかなったことであり、忘れてはならないことなのですね。

 

(エペソ 1:20-23) 「神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ、いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。」

 

“The Lamb who is in the midst of

the throne is coming back to the center of the Church.”

—Corey Russell