◆”流れに乗る”という人生プラン◆

あなたは人生プランを立てる必要はありません。

ただ“流れ”に乗って、

“私は行くべきところに連れていってもらえるのだ”と

信頼していればいいのです。

~スティーヴン・エイチソン~

 

―そんな中でも、一つだけ…―

 

“困難”という荒波が襲ったとき、

あなたの全ての祝福の思い出を

忘却のかなたに

決して押し流させてはいけません。

 

【解説】 これもまた、立派な人生プランだと思います。こんな生き方ができたら、人生、どんなにラクでしょう。…できるのです! もちろん具体的なプランも時には必要ですが、生涯全体にわたって、また心の深いところでは、私はこのプランで生きてきましたし、これからも、地上の生涯を終えるまで、この“流れ”に乗っていきます。でもそれには大きな基盤、大前提が要ります。それは、聖書の、まことの神様に対する“信仰”です。この一見、頼りなげで“人任せ”的な人生プランは、実は、“初めに神のプランありき”だからこそ可能なのです。ご自身のみ子の命と引き換えに、私たちをあがない取ってくださった神様は、私たち一人一人に対する最善最高の人生プランを初めからお持ちです。エイチソンの言う”流れ”とは、この“神の備えられた人生プラン”であり、見方を変えれば、私たちの魂の内に住まわれ、私たちと共に歩み、私たちを間違いなく天のみ国まで連れていってくださる“聖霊の流れ”のこととも言うことができます。

そして二つ目の言葉は、その流れの中で時として、でも間違いなく襲ってくる試練の荒波を乗り切るときの大切な注意を促してくれます。それは、神が私たちにしてくださった良きことを、忘れずに、一つ一つ思い起こすということです。それはただいたずらに、「あの頃はよかった。それなのに今は…」と過去を振り返り、今の試練に心打ちひしがれるためではありません。それは、「これまで、このように真実を尽くしてきてくださった神様なら、この試練をもきっと乗り越えさせ、再び恵みの流れに引き戻してくださる」という、あなたの弱り果てた信仰に対する“カンフル剤”となるからなのです。

いかがですか? 今からでも遅くはありません。この絶対に間違いのない、“神任せの人生プラン”“神主導の信仰プラン”に、あなたも乗ってみませんか? その生涯保証をしてくださるのは、神様ご自身です――。

 

(エペソ1:4,5) 「神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。神は、みむねとみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。」

(使徒17:28) 「私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。」

(詩篇 103:2) 「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」