◆神がおられるからです◆

悲しみの中にあるときさえ、ほほえんでいられるのも、

混乱のさなかで、理解できるのも、

裏切りの中で、信頼していられるのも、

痛みの恐れの中でさえ、愛することができるのも、

神様がそこにおられるからです。

 

【解説】 原文の直訳は、「神様が理由だからです」という、ちょっと日本語になりにくい文章です。いろいろと考えられますね。「神様に在って起こったことだからです」とも訳せますし、「神様がそう意図されたからです」とも訳せます。考えていたら、昔読んだ、若くして病で死ななければならなかった女性シュザンヌの思いをつづった本のタイトルを思い出しました。「そのゆえは神知りたもう」。いずれにしても、一言で言うなら、これらは全て、“信仰”のなせる業です。”全ては神のお許しのもとに、あるいは神の深いご計画の内に起こったことで、全てを神様はご存じで、必ず良きに変えてくださる”という、神の摂理に対する絶対的な信頼です。これが、私たちがみ子キリストの命と引き換えに、信仰の世界に入らせていただいた最大の恵みであると言っても、決して過言ではありません。

 

"God is the reason why even in the sadness, we smile; in

confusion, we understand; in betrayal, we trust, and even in fear of pain, we

love."