◆どこまで言えてます?◆

「すみません」は“言葉”です。

「もうしません」は“約束”です。

「どうやって埋め合わせたらいいでしょうか?」は“責任”です。

 

【解説】 3つの言い方は、過ちを犯した人が、それをどれほど悔いているかの程度を表します。それに比例して、相手の人の“赦し”の程度も深まります。そしてそれは、その後の二人の関係の深まりの程度にも通じるのです。イエス様はこう言われました。「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」(マタイ5:9) “平和”は、黙っていてもそこにあるものではありません。“つくらなければ”ならないのですが、それを実践するのはいかに難しいことか。“平和”というのは、“自分は正しい”と思っている人の間には決して成立しません。国家間においても同様です。それは、へりくだって、自分の非を心から悔いて、進んでそれを償おうとする人の間に、初めて生まれるのです。最後の“責任”という言葉の原文responsibilityは、たとえどんなに負担になっても償おうとする、具体的な強い意志を伴った言葉です。あなたは、どこまで言えてますか? それが、あなたを“平和をつくる人”にするカギです。